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AIGにまたもや300億ドルだそうで…

いままで入れたのだけでも天文学的な金額だというのに、またもやAIGに300億ドル≒3兆円の追加融資だそうで…。
いったいどれだけの金を放り込めばこの危機は収まるのだろうかと、アメリカ人のみならず、世界中が疑心暗鬼になっていることだろう。

まあ、実際のところは結果なんぞわかっている。
いままで放り込んだ金の数百倍から数千倍の金を放り込めばどうにか収まるかもしれない、という程度である。
言うまでもないと思うが、そんな金は世界中かき集めてもあるわけがない。
唯一の方法は、FRBがドルを大量発行するしかないわけだ。

ちなみにこのAIGという会社だが、まだ健全な経営状態だったとされる2007年時点では、下記のような数字が残っている。

 資本金 69億ドル
 売上高 1100億ドル
 総資産 1兆605億ドル

とてつもない規模の会社であることは言うまでもない。
だが、健全だった時代の売り上げが1100億ドルしかなかったというのに、すでにその額に迫る勢いで公的資金が注入されている。
これは異常としか言いようがない。

これがレバレッジというものの怖さなのだ。
レバレッジとは、FXやら信用取引をやっている人間ならわかると思うが、保証金を積むことによって、その何十倍、何百倍の投機活動を行なえるものだ。
そのシステム自体はとりあえず割愛するとして、早い話が、儲かるときには恐ろしい勢いで儲かるが、損をするときにはとんでもない損失になるわけだ。

これによってなにが起こるかといえば、その企業が持っている体力以上、また、言い換えれば、世界経済の実態をかけ離れたものすごいマネーが動いていた(ことになっていた)ということである。
だからこそ、AIGやそれに関連する金融会社の損失は天文学的なものになったわけである。

早い話が自滅のようなものであり、どうしてこんな企業を救わねばならないかって話になる。
そもそも、AIGは、日本においてもさんざんマーケットを荒らしてくれているろくでもないハゲタカ企業のひとつだ。
アリコだのアメリカンホームだののグループ会社で「傷害保険」を「生命保険」のように見立てて売るような詐欺をぶちかましているばかりか、まともに日本に税金を納めていないような状況だ。
ちなみにそれを許したのは小泉純一郎という、山本五十六クラスの売国奴である。

ついでに言っておけば、郵政の簡易保険潰しやら、医療制度改悪やら、社会保険庁民営化(解体)を狙い、その上で日本を民間医療保険マーケットとして食い荒らそうとしているのもこいつらだ。
そんなことになれば、3日の入院で数百万なんて、アメリカと同じような事態も現実化する。

こんな会社、さっさと潰したほうがいいに決まってる。
だが、いまやそうもいかない事態になっているわけだ。

その理由は以前から何度も書いているように非常に単純であって、総額60兆ドルとも言われるCDSの元請け会社であり、この会社が吹っ飛ぶことは世界の金融が丸ごと破壊されるのも同じことだからだ。

金持ちが困るだけだろうと思うかもしれないが、それは非常に甘い。
日本も含めて銀行が危機に瀕し、保険業界もバタバタと潰れることになる。
そればかりか、国際的な決済すらまともにできなくなる恐れがある。
これは、イコール、日本のような生活必需品を輸入に頼っている国にとっては致命的なことになりかねないのだ。
というわけで、アメリカにしろ世界にしろ、なんとしてもAIGだけは潰すわけにいかないわけである。
AIGが救われているというより、我々がAIGに巣食われているようなものだ。

…と、ここまでが原則論。
しかし、最近の連中の動きを見ていると、本当に怪しさ満点だ。

最近、経済関連のニュースで、一切と言ってほどCDS破綻危機に関する話を聞かないわけである。
早い話、そんなものは「なかったこと」にしようとしている感じだ。

実際、触れて欲しくないだろう事実はある。
AIGに投入された金は、実はあちこちに流れている。
それはボーナスなんかのちんけな話ではなく、CDSの補償履行として、ゴールドマンサックスなどの会社に大金が支払われているそうだ。
早い話、このAIG救済策というのは、AIGをトンネルとした巨大金融企業救済策でもあるわけだ。
そう考えると、CDSについてあまり触れたくないのはよくわかる。

ちなみにCDSというものを簡単に説明すると、企業などの倒産に対する保険のようなものなのだが、若干、性格が異なる。
通常、保険というのは当事者やら取引先やらがかけるものであるが、このCDSは会社の名前で大々的に売り出されている馬券のようなものだ。
その通りに会社が潰れるなりすれば、莫大な利益をあげられるという、ぶっちゃけギャンブル商品なのである。

なにゆえにこんなものが開発されたかと言えば(少なくとも建前上は)CDOと呼ばれる債券を買ってもらう相手に安心感を与えるためである。
CDOというのは、さまざまなサービスやら事業のための金を集めるものであって、その用途は住宅資金であったりカードローンであったりさまざまだ。

ここまで書けばわかるように、サブプライムローンというのもこれに含まれる。
サブプライムローン問題を、単なる貸し倒れ問題と思っている人も多いと思うが、実は微妙に違う。
その用途に世界中から集めた金が焦げついたのが問題なのだ。

これらの債券商品に対して安心感を与えるために、3つのことが実施されてきた。
ひとつ貸し倒れに対する保険、つまりCDS。
もうひとつが格付け。
そして、最後にあるのが分散化である。

分散化というのは、ひとつの債券商品をいくつかの分野に分けて投資するというものである。
要するに、ごちゃまぜになったセット商品として販売されていたわけだ。
そうすれば、どれかひとつが破綻しても、ほかのものでリスクヘッジできるという、証券会社のセールストークそのままの方法である。
これにより、さらに安心感が深まったと格付けを上げる(後づけの根拠)になるわけだ。

これがかえってややこしいことになっているという話もある。
自分が持っている債券に、どれほど危険なものが混じっているかわからないのだから。
おまけにいえば、自分ではそれらを所有しているつもりがなくとも、預金であったり保険料であったり年金であったり、まったく関係ない金融商品に金を積んでいたのが、まわりまわって投資されていることもかなりある。

というわけで、現在は、世界中の大金持ちから一般庶民に至るまで、全員がこのCDO、CDSという爆弾を抱えた状態で経済活動を続けているというのが現状なのである。
それが世界の1年分のGDP以上に膨れ上がっているというこの事態、想像するまでもなく、世界経済は危機的な状態なのだ。

と、横道にそれたが、そんな状態で金融会社を救うようなことを続けていながら、一番危険な部分についてはだんまりを続け、もはやそんなものは存在しないかのように振る舞っているところに、おいらは危機感を抱いているわけだ。
最終的になんらかの爆弾が破裂すると、直接・間接を問わず金を受け取った会社だけが生き残り、残りはすべて破壊し尽くされることだってないとは言えないだろう。
いかなるシナリオにしても、世界経済というのはとてつもなく悪い方向に向かうとしか思えないのだ。

そして、前にも書いたように、最終的にオバマはAIGを豪快に吹っ飛ばすのではないかと、あたくしは危惧しているわけである。

そんなわけで、いまの一時的な安堵感のようなものは長続きしないと思うし、いまのうちに日本は日本の将来を見据えてやるべきことをやるしかないと思うわけだ。

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200904211029
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