と、最近、怒りに駆られて書きたい放題だったおいらが言うのもなんなのだが、またアメリカさん方面ではいろいろ工作を考えているようだ。
ついさっき、ニュースを見たんだけど、今日の15時ごろに、ムーディーズというミシェラン以下のインチキクズ格付け会社が「日本国債の格下げ」について発表するとかしないとかって憶測が出ているそうな。
結果がどうなるかは知らんというか、どうでもいい。
世界で唯一、誰もがこの格付けというデマに騙されずにやってきたのが日本の国債だからだ、
はっきり言ってしまうが、日本の国債は世界一の超優良安全債券だ。
だから、世界一の超低金利でも引き受けてもらえる。
その引受先もほとんど国内なのだから、ぶっちゃけ永遠に刷り続けてりゃどうでにもなってしまう。
財政赤字がどうこうって話があるし、そもそも日本の国債の格付けを低くしている理由もそこにあるわけだが、国内でどうにでも処理できるばかりか、円の本来の価値が高すぎて困る連中がうじゃうじゃいるようなこの日本にとってはどうでもいいことだ。
そろそろ本丸とも言うべき米国債の格下げという「当たり前の行動」に出たらどうかと思うわけだが、政治的にも思惑的にも難しいのは言うまでもない。
いや、むしろ「世界経済の破壊」を目論む連中は、それを引き金になにかをやらかそうとたくらんでいると思われる。
だから、どうにもアメリカというのは無視できないし、壊すことができないし、支えるしかないという部分があってややこしいのだ。
考えてみれば、こんな状態を作り出したのは、みんなアメリカを甘やかした、日本のしょうもない政治と金融当局のせいだと言い換えることもできる。
とりあえず、今日はこの日本国債格付け談合工作によって、いろいろと振りまわされる可能性がある。
ヘッジファンドもそうだが、格付け会社のほうがよほど世界経済に対する悪影響が大きいわけで、さっさと規制に入るべきだろう(どうせ全部つるんでいるんで、言ってもしょうがないが)。
ただ、格付けのインチキなんかみんなわかっちゃったし、とくに日本国債についてのデマはその最たるものなわけで、ここはひとつ「はいはい」と流しておくのが吉だ。
さて、鳩山が代表に決まった民主党であるが、なにやら最近「政権を取ったら、米国債を買わない」なる発言をしているヤツがいるそうだ(正確には米ドル建ての米国債を買わないであるが)。
その発言が引き金になったかどうかはわからないが、急速に円高が進行している上に、株も連れ安となっている。
これでまたもや日本の輸出企業やらなにやらがわめいているわけだ。
いままでの流れなら、円高の進行→為替介入→米国債の購入という流れがあり、結局、アメリカに金が奔流するパターンに陥っていたわけで、いずれにしても日本の政府は米国債を買わされるハメになるだろう。
ただ、冷静に考えれば、もっといい方法がある。
要するに、日本は財政出動を拡大して、国債を大量発行するなり、マネーサプライを増やすなりして、円安誘導と同時に国民に金をまわす方策を取ればいいのだ。
というわけで、クズ紙としか言いようのない米国債なんぞは、FRBに勝手に買わせておけばいい。
どうせいままでの金だって返ってきやしないのだ。
ならば、出血を最小限度に止めるようにすればいい。
日本の景気回復とアメリカの凋落によって、またもや円高が進行するのも目に見えている。
だから、日本は円を世界的な決済通貨のひとつ(現在の米ドルのように、唯一の決済通貨を目指す必要はかけらもない)となるようにしていく必要もあるだろう。
正直、これは日本の政府の覚悟ひとつでいくらでもできるようになるし、人員や組織も必要になるのだから、役人連中の大好きな天下り機関のひとつやふたつやみっつ作ることにもなるし、ちょうどいいと思うわけなのだが(笑)。
まあ、そんなことをしようとしたら、全力で叩き潰しにくるのはわかっている。
だから、我々国民が、なにが起こっているかを知るようにしていかなければならないわけだが。