バナーの詳細はここをクリック!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
----------
GMの倒産は、マネーゲームの再加速につながる

ニュースで見た人もいると思うが、いま、あのGMが追い込まれている。
6月1日が返済期限となっている金を返すために、社債を持っている投資家との話し合いが続けられていたわけだが、事実上破談となったからだ。

というよりも、これは初めから破談になっておかしくない話だった。
要するに、金が返せないものだから、その社債を株式に交換させてくれということであったが、技術的にも商売的にもまるで将来性が見えないこの現状で、そんな紙くずを欲しがるヤツなどそうそういるわけがない。
しかも、株の多くを政府や労組に押さえられているので、社債所有者の持ち分はわずか1割なのだとか。

ちなみにもっと酷い話を言えば、公的資金の投入や株の投げ売りにより、これまでにGM株を所有していた連中の持ち分は、わずか1%となってしまった(しかも、GMの役員のほとんどが、すでに所有していた株を売り逃げたという話もある)。
これと同じようなことが繰り返される可能性ももちろんある。

結果、株への転換を受け入れたのは、1割もいなかったという話だが、当たり前のことだろう。
一応、日本時間の今夜までに、協議が継続されるか否かについて発表があるという話だが、おそらく結果は変わらないだろう。

さて、GMが倒産(といってもおそらくはチャプター11、日本で言うところの会社更生法だろうが)するとどのような影響が出るのだろうか。
失業者が増えるとか、関連企業が潰れる(すでにディーラー数千店との契約を打ち切ったりしている)とか、さまざまな話があるわけだが、その意味ではアメリカに対する影響はさほどではないと思われるわけだ。
なぜなら、GMという企業は、すでにアメリカのものとは言えない状態であり、なおかつもはや自動車メーカーとも言えない状態だからだ。

人件費が安いなどの理由で、工場の多くはメキシコや中国に進出している。
なので、関連企業はともかくとして、本体の問題による雇用問題はそこまでではない。
よほど日本の自動車メーカーのほうが、アメリカの雇用に貢献しているくらいだ。

また、最近のGMは、車を作って売ることではなく、金転がしで収益を上げていた「巨大金融企業」であった。
金融危機とともに会社が傾くのはわかり切っていたことである。

ならば、どうしてここまで問題になるのかと言えば、世界最大(現在は第2位らしいが)の自動車メーカーが倒産というインパクトはもちろんあるわけだが、これまた実は金融面での話なのである。

GMのような大企業には、以前から何度か取り上げているCDSという倒産対応保険のようなものが販売されている。
投資家は、貸し倒れリスクに対するヘッジとしてCDSを利用することで、損をしないで済む(ということになっている)。
ここでGMの社債保有者のことに気づいた人は勘がいい。
要するに、彼らはGMの社債と同時にCDSも所有しており、ガタガタの状態で見かけ上の再建がなされるよりは、倒産して金を受け取れるほうがいいと思っている連中が大半なのだ。

ただ、CDSというものは、通常の保険のように当事者だけが加入できる性格のものではなく、企業の業績やインチキ格付けなどの指標をもとにして、市場で売買されている債券商品なのだ。
つまり、企業の倒産に賭けて大儲けするための馬券のようなものである。
GMがヤバいことに気づいていた人間も数多くいるわけで、ひと儲けたくらんでいるハゲタカはいくらでもいる。
その額は、間違いなく膨大なものになるだろう。

その元請けであるAIGの話がある。
あそこが危機に瀕しているのは、要するにこの金融危機によってCDSの対価を支払わなければならないことだ。
その対象はあのサブプライム債券やら、クレジットカード債券やら、多岐に渡るわけだ。

AIGに公金が投じられて救出されたのは、そもそもAIGからのCDSの支払いがなければ潰れてしまう巨大金融企業の救済が最大の目的と言われる。
つまりはゴールドマン・サックスやらメリルリンチやらだ。

そして、GMの倒産は、おそらくさらに同じことの繰り替えしになると思われる。
FRBが金を刷り、政府が多額の公金を投じて、結局は金融危機を引き起こしたガン細胞である連中のふところに入るのだ。
膨れ上がったバーチャルマネーが、同じくそれを守るためにCDSという矛盾した仕組みをぶくぶくに膨らませ、すべてがしぼんでしまったところに巨額の負債だけが残るという状態。
しかし、いまだにそれを利用して金転がしを続けている寄生虫のような連中が幅をきかせているわけである。

よって、ほとんど間違いなく起こるGMの倒産によって、表沙汰になるかどうかはべつにして金融危機はさらに加速するし、同じく隠れたところでマネーゲームも続けられることになるのだ。

バカバカしいわ!

だが、そうも言っていられない状況だ。
たとえ株価が上がっていても、このままでは世界的な不況は長引くことになるだろう。

さて、あまり関係ないように思えるかもしれないが、最近の北朝鮮の動きもそれに絡んだものである。
今週は、アメリカの国債の入札がある。
前にも書いたように、北朝鮮の動きは、日本と中国に対する脅しのようなものなわけだ。
アメリカの財務長官が訪中するのも今週である。
これらの出来事はすべてつながっていると考えるべきだ。
ただ、実際のところ、アメリカは単純に日中に金を出せということではないとおいらは思っている。

ちょっと前に、アメリカが世界各国に対して、財政出動を増やしていく同意をとったことがあった。
早い話、アメリカは、自国のみならず、世界中をインフレにしようと考えているわけである。
なぜなら、このままのペースでドルだけの発行量を増やしていたなら、その価値が急速に下落してしまう可能性がある。
よって、FRBによる米国債購入をするにしても、日中などに大量に買い支えさせる行動も同時に行なわなければならないわけだ。

たとえばの話、中川昭一前財務大臣が米国債の購入をしぶり、なおかつ「外貨準備のドル」を利用した途上国救済を行なった話なんて、アメリカにとって最悪のシナリオだったわけである。
連中が日本に要求しているのは、大量に発行した日本円をドル転させ、なおかつ米国債を購入することなわけだから。
政治家の失脚、それに対して偏向報道を続けるマスコミ、北朝鮮などの外的な不安要素などは、結局はすべてつながっている。
世界中、庶民はみんな疲弊し、ハゲタカだけが潤うようになっているのが現在である。
要するに、なにもかもが国際金融資本の思惑によって動いていると言って間違いではないと思う。

GM倒産後、戦争のようなものも含めて、世界の異変が起こりうる可能性は非常に高い。
心構えだけはしておくべきだと、大声で警告したいと思う。

別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:0 | トラックバック:0
200905272145
<<ずるいヤツ | やっぱり、毎日がけっぷち | 日本や韓国に核を落としても…>>
この記事のコメント
COMMENT
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


TRACKBACK
| やっぱり、毎日がけっぷち |
copyright © 2006 やっぱり、毎日がけっぷち all rights reserved. template by [ALT -DESIGN@clip].
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。