バナーの詳細はここをクリック!

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告
----------
出版業界で働きたいと思ってる諸君に告ぐ!

なんて、完全上から目線タイトルなんぞをつけてみたわけだが、べつにおいらなんぞは大した編集者でもなければろくなライターでもない。
この業界のド底辺でうだうだ仕事をしている、クソ野郎のひとりにすぎない。

途中、人生上のいろんなことがあって、実家の会社整理やったり、警備会社で働いたり、海外に逃亡していたりしたわけだが、なんだかんだでこの業界と接点を持ち続けていたし、どうしても戻りたかったから冷や飯覚悟でとある編集プロダクション(要するに、出版社の下請け)の門を叩いたわけだ。

ありえない、と思うかもしれないが、あちこちの版元での経験があり、編集長経験もあり、30代にもなっていたというのに、おいらが拾ってもらった同社が最初にくれた給料は税込み16万円だ。
でも、あたくしはそれを快諾した。
金なんてどうでもいい。
稼ぎたければ、自分で仕事を取ってきて、会社を潤わせればいいし、そもそも、おいらはどうしても出版業界で仕事をしていたかったのだ。
なんでかって言えば、雑誌にしろ書籍にしろ、そういうものを作るのが好きで好きでたまらないからだろう。

エロ本もやったし、ろくでもないゴシップ誌もやったし、いまだにそれらの仕事も結構やっている。
そういう話をすると、この業界の人間じゃなくてもバカにされるわけだが、そんなことはどうでもいいのだ。

そもそも、おいらと同じかそれ以上の世代の人間ならよく知っていると思うが、そういうエロっちい本の一部のコーナーから、いまの日本のサブカルチャーが発展したのだ。
だからこそ、あたくしはいかなるものでも楽しんでこだわって仕事をする。

正直言って、どうしてこんなもんをやらんといかんのかと自問自答するときもある。
だけど、それをおもしろおかしくするためにいろいろ努力をする。
理由はただひとつ、自分が楽しむためだ。
作っている本人が楽しくない本なんて、誰が読んでもおもしろいわけがない。

まあ、それが必ずしもいい方向に行くとは限らない。
いまとなっては笑い話だが、自分が楽しむためにネタに走りすぎたこともあって、とあるエロ雑誌を丸ごと「お笑いネタエロ雑誌」に変えてしまったことがあった。
どういうことかと言えば、エロさではなくてネタで笑ってしまうような、本末転倒のエロ本である。

もちろん、それで雑誌の数字は悪くなる一方。
ただ、前にも書いた「やり尽くし感」だけは満点なので、社長もクライアントもゲラゲラ笑いながら「本当にエロ本向いてないね」と言っていたのを覚えている。

そんなわけで、一般誌や書籍やが仕事のメインになり、その後、海外逃亡に乗じて海外事業に乗り出したり、次第に仕事の内容を変えてきた。
しかし、日本に戻ってきてからは、その会社の管理職となり、いろいろと面倒なことになっている。
部下というか、おいらが関わっている編集部のジャンルがあまりにも広いからだ。
エロ、芸能、スポーツ、歴史、サブカルチャー、ゲーム、電気製品、動物、マンガ…いま、おいらが関わっている、もしくは企画を進めているだけで、これだけのジャンルがある。
それぞれに対して、少なくともなにか口出しできるような状態になってないといけないというのは、かなり大変だ。
そんなすごい人間でもなんでもないので、当然限界はある。

そもそも、そういうことに向いている人間でもないと思っている。
おいらは自分でいろいろ作りたいものがあるのだ。
時間がないなりに、企画を出したり営業したり、いろんなことを地道にやっている。
さらにいえば、社長やそのブレーンと組んで出版社も立ち上げたわけだし、できることならそっちに傾倒したいわけだ。

よって、あたくしとしては、せいぜいアドバイスしかできないし、あとは編集者個人個人が、自分の仕事をまっとうし、それに対してイエスかノーかで答えるようにしたい。
少なくとも、既存の仕事に関してはそうなってもらいたい。
そこがうまくまわっている状態だったら、おいらは新しい企画を立てて、編集部を新設し、次のことをやりたいと考えるからだ。

実際、それがその通りにいくなんてことはないわけだ。
前にもさんざん愚痴を書いているように、赤字を垂れ流したまま甘えたこと言ってる編集部とか、編集者でありながらまったく編集をしないヤツとか、ただページをなにかで埋めて満足している連中とか、そんなのが多いからだ。
こいつらに共通しているのはただひとつ。
本に対する愛情の欠如ってヤツだ。

上述したように、それがどんなものでも同じだと思う。
くだらない本だろうと、高尚な本だろうと、編集者がこうしたいって気持ちやらパワーやらがなければただゴミを増やして環境に悪いだけだ。

これが現在のあたくしの最大の悩みだ。
自分が直接その仕事をしたなら、絶対にそんなことにはならないと思うわけだが、物理的にそれはできない。
でも、結局は最終的にそうせざるを得なくなるという、非常に矛盾した状態が続いている。
最後には、全部、自分の仕事として降りかかってくるということだ。
そりゃ、責任者なんだから「プロとして当然の仕事」を片づけることは当たり前だと思うわけだが。

前にも愚痴として書いたが、アホでもいいからやり尽くしたものに対して、それをよりよくする作業であれば、喜んでいくらでもやらせていただきたいと思う。
でも、なんとなくでき上がってるような、ただのクズ紙をいじるのはハッキリ言って苦痛だ。

それなら初めから自分でやるわい! と心のなかでは思っている。
だけど、それをやってたら、いつまでも次にやるべきことができないわけだ。

で、やっと最初の導入と話がつながるわけだが、こういうあたくしにとって苦痛でしかないヤツとか、一度はこの会社に関わったもののすぐに去って行った数十人とかのことを考えると、ある共通点が浮かんでくるのだ。
それは、ムダにプライドが高い、ということだ。

そういう連中は、たいてい、この手のジャンルは自分の範囲ではないとか、そんなくだらないことはやりたくないとか、口に出さないにしても態度に表われていたりする。
いたってクールであろうとするのも特徴だ。

そして、そういう連中っていうのは「じゃあ、なにが得意なんだ? なにがやりたいんだ?」と聞いてもまるで反応がなかったり、しどろもどろになったりする。
結局、そいつらにはなにもないのだ。

逆に、自分にはなにもないけれど、それを承知した上で、なにかを持っている人をうまく使って仕事しようとする人間もいる。
実は、これが編集者としてもっとも成功するパターンであるかもしれない。
結局、プライドなどは邪魔でしかないのだ。

そもそも、プライドを持つ部分が違うという話がある。
編集者としてもっとも恥ずべきことは、読者に相手にされず、話題にもならず、忘れ去られてしまうようなクズ紙の束を世の中に出してしまうことだ。
もちろん、結果的にそうなることは数限りなくあるわけだが、そのときに次の企画や方向性を考え直して、理想に近づけて行くことこそ、本当の意味でプライドにあふれた編集者の仕事じゃないのか?

結論。
最初がどのようなジャンルの仕事であろうと、どんなくだらないものであろうと、自分が関わることになったなら底なしの愛情をページにつぎ込めるような人間でない限り、出版業界で仕事しようと考えるのはやめておいたほうがいい。
ていうか、結局、迷惑になるからやめてくれ、と思う。

ちなみにいま、記事十数本を部下から引き揚げて、作り替えの最中である(で、ブログを書きながら現実逃避中でもある)。
こんなこと、できれば二度とやりたくない。
すげえ面白いけどちょっと…というやつならきっと楽しく直せるのだろうが。
だから、いま進めている人材募集についても、おいらのモチベーションが上がるような人に来てもらいたい、ワンパクでもいいから(笑)。

とはいえだ…。
正直言って、最近は組織でいろいろやることが億劫になってきていて、金ができたなら、気のおけない仲間だけで少人数出版社を好きなようにやったほうがいいなと思い始めている。
人に期待するということがだんだんバカバカしくなっているわけだ。
人材募集についても、期待している反面、どうせろくな結果にならんのだろうなとも思っている。
いい意味でその考えを吹っ飛ばしてくれるようなヤツに来てほしいもんだ。

別窓 | 哀愁だらけの出版業界 | コメント:0 | トラックバック:0
200906060654
<<韓国人、来襲! | やっぱり、毎日がけっぷち | 超ド級のスランプきたぞ!>>
この記事のコメント
COMMENT
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
トラックバックURL

FC2ブログユーザー専用トラックバックURLはこちら


TRACKBACK
| やっぱり、毎日がけっぷち |
copyright © 2006 やっぱり、毎日がけっぷち all rights reserved. template by [ALT -DESIGN@clip].
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。