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お、とうとうコンビニにメス…なわけないだろな

数日前にセブンイレブンが「安売り妨害」してたと公取に怒られたニュースがあった。
それからすっかり忘れていたんだけど、このブログからもリンクしている「株式日記と経済展望」にその話が出ていたのを見て、まあ、ちょっとだけ書いてみようかと思ったわけだ。

実は、我々出版業界とコンビニというものの間にも、非常に大きな因縁がある。

まあ、ぶっちゃけたところを書いちまって全然構わないだろう。
いまの時代、本を売るための主戦場は本屋でもなければアマゾンでもない。
その場所はコンビニなのだ。
ただ、なにもかもがコンビニに流れるわけではもちろんない。

コンビニの流通においても、書店に流しているのと同じ取次が関わっている。
セブンイレブンはトーハン、ローソンやファミリーマートは日販という会社に、それ専用の部門が存在している。
出版社の営業は、その専門部門の窓口や、コンビニ本部に対して営業を行ない、ねじ込めるように努力するわけである。

コンビニに流通させることができると、部数は格段に伸びることになる。
なんせ、日本中にセブンイレブンだけでも1万店超が存在するわけだから。
実売率を見ても、書店に流すよりもかなりいい数字が出ることが多い。

ちなみに、コンビニ側の商品開発担当の人間というのは非常に冷徹である。
雑誌や書籍などもすべて「雑貨」の分類としてしか考えていない。
たとえばの話、いくつかのモデル店舗をまわり、その棚に客が「平均何秒間足を止めたか」なんてデータで、それぞれの商品の必要、不必要を調査しているという。
POSの数字とそれらの商品構成データを駆使して、雑誌のような定期刊行物であっても、あっさり流通を止められたりするわけだ。
それでも、売り上げを作らなければならない我々としては、コンビニを無視することはできないし、原則として「コンビニありきの商品」を考えなければならない状態に陥っている。

そんなわけで、コンビニと出版業界には大きなつながりがあるわけだが、実のところ痛し痒しとしか言いようがないのが現状だ。

最近、コンビニにおいて、廉価本が大量に販売されているのもそれが原因だ。
あれなんぞは、非常に低予算で作られている焼き直しのものが多いのだが、数がはけるだけに、一部の出版社においては主力商品になっているところもある。
よって、文化としての貢献はおろか、むしろ自らクビを締めているような状態だったりするわけだ。

雑誌の内容についてもいろいろと制限がある。
たとえばの話、雑誌のなかにコンビニにまつわる悪い話なんぞは一切書くことはできない。
弁当の内容を褒めちぎっているようなものなら問題ないが、ヤバい薬の話やら食品の噂なんぞを書いたら、それ以降、その出版社の商品がコンビニに流通することはなくなるだろう。

アダルト雑誌になるとさらにすごいことになる。
それこそ、どこかの1シーンのバックにコンビニが写っているだけでアウトだ(笑)。
そこまでするなら、いっそ全部排除すればいいじゃないかと思う。
そのほうが、出版社側も覚悟が決まっていいとおいらは思うわけだが。

このように、コンビニというものは、すでに日本の流通・販売を完全に牛耳ってしまったひとつと言えるわけだ。
以前は作り手が持っていた力を流通業界が手に入れようとしたその努力は買うわけだが、少々行き過ぎのきらいはある。
それは、出版の話とは少々外れるわけだが「独自ブランド商品」のようなものだ。
同じロゴが入った100円商品とか、セブンイレブンのマークが入ったものとか、そういうヤツである。

これって、実際にセブンイレブンが作っているわけでもなんでもない。
メーカーに対して、なかば命令的に、すでにある商品の別バージョンとして作らせているだけだ。
当然のように、メーカーとしては自社の製品があるわけだし、食い合いになるからあまりやりたいとは思わない。
しかし、流通を握られているだけに断ることもできないわけだ。
ちなみに、これと同じことをやっているのには、イオングループのようなスーパーマーケットもある。

なんともバカバカしい話であるが、一部の流通が力を握ってしまった結果、商品の多様性は失われ、文化的な発展も阻害され、一部大企業の独占が進行し、その流れにメディアも太刀打ちできないという状態にあるわけなのだ。

まあ、それはそれとして企業努力の部分もあるだろうし、我々も脇が甘かったと反省する部分もあるとは思う。
ただ、株式日記と経済展望からリンクされていたあるサイトを見たところ、なるほど、こりゃ酷いやと思ったので一応リンクしておく次第だ。
正直、これを書いている人には、現在も含めて考えが甘すぎるという部分もあるわけだが、少なくともコンビニ大手本部なんてものは信用できないなと思ったわけである。

http://ncode.syosetu.com/n8825f/novel.html

確かにコンビニって便利だけどねえ…。
こりゃほんと、大きなメス入れないと危険なことになるよな。

でも、これはおいらの予想だが、コンビニにまつわる糾弾はおそらく長続きしない。
今回は公取が入ったからニュースになったかもしれないが、そういう事象が続かない限りはまずコンビニ側がねじ伏せにいくだろう。
いまや、連中はそれくらいの力を持っている。

結局、メディアをどうにかしないことにはなにも変わらないというのがおいらの持論だ。
メディアに影響力があるという部分ではコンビニも例外ではないのだが、まずはテレビと新聞を疲弊させ、電通という奥の院を叩き潰さなければなにも変わらない。
そういう意味では、いまのTBSの凋落ぶりは非常に理想的な展開だ。

どいつもこいつも、利権だか金儲けだかなんだかしらんが、そんなもんに夢中になるあまりに国を破壊している連中ばかりで頭にくる。
金が欲しいのはこっちも同じだが、国力をそいで客を失うようなレベルの搾取というのは、結果的に自分のクビを締めることになるとわからんのかね?
もうちょっとうまくやれと、あたくしは思うわけだが(苦笑)。

そもそも、それと戦う力ってのがメディアというものだったはずなんだがね。
非常に情けない。

別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:0 | トラックバック:0
200906250255
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