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福島原発事故から、ゼニの匂いがプンプンしてくるんだが…
一応、先に言っておく。

この記事は、世の中に安心感を与えようとか、危機を煽ろうという目的で書いているものではない。
むしろ、これから我々がさらされるだろう、あらゆる攻撃(とくに情報)からの防御を固めるべく書いているものである。
状況は刻一刻変わるし、この記事をアップした3分後には、まったく違う状態になっている可能性もある。


そして、おいらが書いていることをそのまま信じてはならない。
あくまでも自分で考えて行動してくれ。




ここ何日か、おいらは放射能の飛散状況を調べて分析していた。
とくに重要なソースはこれ。
東京都立産業技術研究センターの調査データである。

http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html

放射能3月15日
※3月15日分、クリックで拡大

放射能3月16日
※3月16日分、クリックで拡大

このように、東京においても、ヨウ素131、132、セシウム134、137などの飛来が確認されている。

このデータ自体が正しいかどうかという考えは当然あるが、15日朝、16日早朝ともに、民間のガイガーカウンターが反応しているのも確認できている(ただし古い情報は消えてるので載せられないけどね)ので、ここに書かれている情報に限って言えばほぼ正確だろう。

で、我々はこれらの核物質について、正確に知る必要がある。
とくに内部被曝の問題を考えるなら、最低でも、下記の半減期について知るべきだ。

ヨウ素131 8.1日
ヨウ素132 2.3時間
セシウム134 2.06年
セシウム137 30.07年

よって、これらの核物質のなかであれば、とくに注意すべきなのはセシウム137ということになる。
ちなみに、セシウム137は、体内に入ると排出されるまでに100~200日が必要であり、その間、ガンマ線を出し続けることになる。

で、この飛散量にどのくらいの影響があるのか、という話なわけだ。
1986年のチェルノブイリ原発事故の影響が有名だが、このときの日本への平均飛散量は月間約400MBq/km2であり、上述したデータと単位を合わせて考えると、1日あたり13Bq/m2、1カ月で400Bq/m2ということになる(その時期、数字が突出していたのは事故直後の1カ月だけ、念のため)。
ちなみに、1980年以前には、ソ連や中国の大気中核実験が行われており、月間10~800MBq/km2(単位を合わせれば、1日あたり0.3~30Bq/m2、1カ月10~800Bq/m2)が普通に飛散していた。
その後も黄砂等の影響により、いまだその20分の1程度の飛来は続いている。

今回の事故における東京の飛来量は、3月15日が112.43Bq/m2、3月16日が14.7Bq/m2なので、多いことは多いが、特別気にする数字ではないということがわかる(チェルノブイリの影響は日本ではなかったに等しいからな)。
まあ、あくまでもいまのところ、だけどな。
ほかの地域の方、恐縮であるが、生成物別のデータが見当たらないので、それは各自計算してくれ。

さて、今回の事故の場合、問題になるのは、セシウム137だけではもちろんない。
あの悪魔のMOX燃料が使われている福島第一3号機があるわけだからな。
ここで問題になるのはプルトニウム239である。
半減期はなんと2万4000年だ。

でもって、これに関する計測がなされているところがまだない。
こういうことを隠すから、安心と危険の両方の世論が出来上がってエライことになるのだ。
まあ、後述するが、わざとやってんだと思うけどね。

で、ここが重要なのだが、あの3号機の爆発によって、本当に放射能は撒き散らされたのかどうか、ということだ。

混乱する前に、ごく当たり前のことを書いておくが、放射能と放射線は別物である。
放射能は、放射線を撒き散らす、さっきのような物質であり、比重もかなり重い。
だから、爆発等のパワーがない限りは、そのものが飛散することはないのだ。

3号機において爆発、もしくはそれが疑われる現象があったのは、3月14日昼11時ごろと、16日朝10時ごろの2回。
そのうち、14日昼についての話はすでにツイッターにまとめた(誤字だけ直してある)。

------

東京にやって来た放射能だが、到着時間は10時半ごろ。ちなみに日立で数字が上がったのは朝の4時くらい。福島第一から日立が約100キロ、東京(日野)までが約250キロと考えると、この放射能は夜中の1時くらいに出たものだね。東電の記録によれば、1時半に中性子線が0.02μSv出てる。
03-15 16:26

(続き)さもなければ、朝の6時ごろにあった、福島第一2号機の爆発のものかもしれない。日立では朝の6時から9時ごろに数字が4000nGy/hくらいまで上がっている。ただ、これだとすれば、風の速さにもよるが、たった4時間半で東京まで飛来したってことになるね。
03-15 16:55

(続き)一応、日立を見るかぎりはふたつの山がある。朝4時から5時ごろのと6時から9時ごろのヤツね。ただ、東京までやってきてるのはどうやらそのうちひとつみたいなんだよね。この差はいったいどこにあるんだろう?
03-15 16:57

(続き)もしも、東京まで4、5時間で到着ということを前提で考えると、ほんのわずかではあるけど、朝の6時ごろに東京でも数字が上がっている。そうなると、それ以前のは大したことないが、朝6時ごろの2号機爆発はそれなりに影響があったってことになるね。
03-15 17:02

(続き)まあ、これからどんなのが飛来してくるかわからんからなんとも言えないが、この仮説からすれば、いまのところプルサーマルの3号機のヤバいものは、撒き散らされてないんじゃないかな。そのへんを時系列と合わせてもうちょっと突っ込んで考えてみようかな。
03-15 17:12

(さらに検証続き)14日11時に爆発した3号機の放射能が、今日15日の午前4時から9時の間に日立に到来したと仮定する。距離100キロに対して17時間から22時間。250キロの東京・日野まで、同じスピードで到来するとすれば、42から55時間後。到着は16日の朝5時から夜18時。
03-15 17:35

(続き)仮にそれだとすれば、明日16日の昼間の東京近辺はとてもキケンということになるね。ちなみに、今日15日午前10時半についたのがそれとすれば、日立に昨日14日の21時くらいに飛来してないとおかしいことになる。前後3時間を見てもその事実はない。だからこれはありえないね。
03-15 17:40

(続き)今朝の放射線量を茨城県内の近隣都市での変遷を見れば、だいたいの飛来速度がわかるかな…と、思ったんだが、いま重くてつながらんわw というわけで、この検証はまたあとで空いてるときにやろう。
03-15 17:44

(続き)うろ覚えだけど、10分ごとに放射能の雲がべつの街に移っている感じだったんだよね。そうなると100キロ飛ぶのに20時間くらいかかるってことは、おそらくないと思うんだよね。一応、データ見てから結論出すけど、この仮説はおそらく成り立たない。
03-15 17:47

(続き)そうなると、おそらく14日昼11時ごろの3号機の爆発については、少なくとも遠方までは影響を与えていないと思うんだよな。もちろん、その後のトラブルで撒き散ららした可能性は否定しないが、なんせ情報が隠されてて断片的でようわからんからなあ…。
03-15 17:50

------

そして、最後のほうで書いた速度的な問題と、16日に東京に降ってきた放射能の検証をしたい。

茨城県での放射線データを日立市大沼と水戸市石川のふたつで見てみる。
両者の距離はだいたい40キロくらいだ。

日立市大沼

水戸市石川

雨の影響があり、おまけに風速も変わってくるので、正確とは言い切れないのであるが、雨雲が南向きに動いているということは、放射能の動きもほとんど同じだということだ。
このデータによれば、1時間で40キロ程度移動していることがわかる。
東京での観測点までだいたい230キロ(ツイッターで書いたときは日野市なのでもう少し遠くなる)なので、だいたい6時間もあれば福島から東京まで放射能が飛来することがわかるわけだ。

また、16日朝10時ごろの福島第一3号機の水蒸気についてだが、これが放射能をまき散らしたとすれば、茨城県のデータで昼12~13時ごろになんらかの変化がなければおかしいが、それも見当たらない(ちなみに、この時間帯も風は南向きである)。

つまり、福島第一3号機については、14日昼11時の爆発、16日朝の水蒸気放出ともに、風が南向きであったにも関わらず、茨城にも東京にも飛来していないという推定が成り立つわけだ。

あるだけの情報を分析する限り、こういうことになる。
おかしな点があるようなら、指摘してもらえればありがたい。
なんせ、こちらはない脳みそ引っかきまわしてるだけなんでね(汗)。

というわけで、実はここからが本題。
この夜中に、円相場がとうとう79円台に突入した(これ書いてる時点で79.9円くらい)。
なにやら資金需要がどうこうマスコミが抜かしているわけだが、もちろんそんな理由ではない。

理由は大きくふたつだ。
ひとつは、日本の相場が狂いだした影響で、アジアはもとより、欧米までもがダメージを喰らっているということ。
はっきり申し上げて、あくまでも相場だけの影響で言えば、よほど日本よりもインフレでエライことになっている海外のほうがデカい。
インフレだからこそ、カネの流れる先が必要なのに、資源などを除けばそれが日本やスイスしかないのだ。

そして、もうひとつは、いままさに日本が賭場になったということである。

日銀がうん十兆円ものカネを短期金融市場に放り込んでいるのはご存知のとおり。
これについて、いまだに原子力にこだわってるアホ売国奴の与謝野が、なんとしても金融を支えるとか抜かしているのも重要なポイント。
どういうことかといえば、それだけの利益を得るチャンスを放り投げてやってるってことだ。

まあ、だいたいどういうことか見えてきたでしょ?
あくまでも可能性の話として聞いてもらいたいが、海外メディアなんかも含めて、本当に起こっていること以上の危機を煽り、東北や関東を混乱させ、あらゆる価値をたたき落とし、すべて乗っ取ろうとしている壮大な計画であるやもわからんのだ。

あれほど原発についてはごまかし続けてきたNHKが、菅直人が東電に乗り込んだ後の会見以降、手のひらを返したように原発の危機を煽りまくっている(爆発の映像も流した)。
ふじこちゃんのところにも書いてあったが、米軍が出てきたら4号機のプールがすぐ鎮火。

でもって、日本の株価も、史上3番目という暴落の後、しかも原発についてはネガティブな情報ばかりマスコミから聞こえてくるというのに、いきなり回復である(これは本日以降はまだわからんけどね)。
物不足も、客というよりは裏で買い占めてるヤツらや、物流を止めてるほうに原因があるだろうし、その上、例の盗電2社(東京電力と東北電力)による恐喝停電だ。

その上、あのネオリベ橋下が避難民受け入れを表明。
東京湾や静岡を震源にした、寸止めみたいな地震(おそらく人工)の多発。
とうとう、疎開活動が本格化したようで、交通機関の混乱も始まっているという話もある。

どうも西へ西へと誘われているような気がしてしょうがない。
なんか変だと思わないか?

まあ、これはあくまでも可能性のひとつ。
東日本完全破壊から、世界バブルの崩壊、食糧やエネルギー、水などの寡占による新世界秩序構想に向かっているという可能性も捨てることはできない。
寸止め地震も本ちゃんをやらないとは言えないわけだ。

その逆だってもちろん考えなければなるまい。
西へと人間を集めてなにかするって可能性だってないわけじゃないのだ。

政府や東電が情報を隠しているからヤバいとは限らないのだ。
ヤバいように見せかけたいから、情報を隠し、疑心暗鬼を拡大させている可能性だって捨てきれない。
おいらは人が悪いから、そこまで考える。

だからこそ、原発の影響のある地域を不毛の地と決めつける前に、我々は本当のことを知るための努力をしなければならない。
徹底的に圧力をかけて、福島はもちろん、東北、関東、信越、北海道など、放射能の影響があるだろう場所において、ヨウ素、セシウム、そしてプルトニウムの検知を行い、正しい情報でみんなが判断できるようにしなければ、連中の狙いがどのパターンであっても、また、ヤバい連中がこの後の展開で争っている最中であるにしても、我々は間違った選択で自滅させられるかもしれないのだ。


実は、この可能性については、地震の後、原発がヤバいという話を聞いた瞬間に思い至り、月曜日の金融市場と日銀の動きを確認した時点でかなり確度が高いと思った。
だからこそ、いろいろ情報をたぐって分析していたのだけどね。

おいらの書いていることが正しいか間違ってるかなんてどうでもいいことだ。
事実を見りゃ全部わかるんだからな。


別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:1 | トラックバック:1
201103170450
<<恐喝停電を大規模拡大だって!? | やっぱり、毎日がけっぷち | 世界中の原発利権が追い込まれてるね>>
この記事のコメント
 
日本が賭場に
201103172319
その通りだと思います。
日経平均の大暴落は異常な先物の売りが
原因で現物株は裁定でつられていました。
金融屋にとっては株が高くなることよりも、下がろうが上がろうが大きく変動することに儲けのチャンスがあるりますからね。
まだまだ揺さぶりかけてきますよ。
2011-03-17 Thu | URL | sujimono #-[ 内容変更]

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201103170705
やっぱり、毎日がけっぷち 福島原発事故から、ゼニの匂いがプンプンし ... 東京にやって来た放射能だが、到着時間は10時半ごろ。ちなみに日立で数字が上がったのは朝の4時くらい。福島第一から日立が約100キロ、東京(日野)までが約250キロと考えると、この放射能は夜中 …
2011-03-17 Thu 07:05 素晴らしい日々

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