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飯山先生が絶賛していた副島隆彦のこの演説(21分30秒あたりから)、確かにおいらもまったく同感。 これについては、とりあえず見ろと言うしかないね。 殺されても構わん、戦うしかないってまさにそう。 屍が大量に積まれるのもしょうがない、見えない戦争なんだからな。 おいらもそりゃ死にたいとは思わないが、奴隷にされるくらいなら、戦って散ったほうがナンボかマシだと思うもんな。 だが、本題はこれじゃない。 この映像、宮台真司、副島隆彦の後に、自らを「平成の水戸黄門」と称する渡部恒三の演説が出ている(その後にも何人かいるか、こいつらはどうでもいいや…もちろん、宮台真司もどうでもいい…)。 前半はどうでもいいが、後半の政治に関する話に入ったあたり、必見というか、目玉をひん剥いて、耳の穴をほじくって、一言一句漏らさずに聞いてやるというくらいのつもりで、どんなにいやでも一度見たほうがいい! 続きはとりあえず見てから読んでくれ! ![]() 見終わった? もし、それで「意外にもまともなことを言っている」と思ったなら(ていうか、たぶんそういう人のほうが多いんじゃないかと思うが)ハッキリ言って、あなたに一番向いている仕事は奴隷か死体だ。 どうも日本人は、ガマンとか勤勉とか、そういうことを美徳に思っている人間が多すぎる。 よく考えろ、たった数十年、長くても百年ちょいの人生で、なにゆえガマンなんぞ強いられにゃならんのだ。 ガマンってのは、自分のため、自分の将来のためにするものであり、他人にとやかく言われてするもんではまったくないのだ。 この似非黄門、政治の話に入った途端に「いまはそんな時代じゃない」などということを繰り返している。 かつては、高度経済成長の時代で、ほっといても税収が増えてきたが、低成長のいまはそうはいかない、だからこそ、政治もやることが変わったみたいな話なわけだ。 こういう話に乗せられやすいヤツが大半だってことに、おいらは日本人の劣化をいやというほど感じるのだ。 そもそも、経済成長ってなんだって話だ。 それは、経済の規模が増えていくとか、GDPが増えていくとか、難しい話のように思えるわけだが、難しく考えるからこそダマされる。 超カンタンに言えば、市中で取引されるカネやモノやサービスが増えるってことだ。 この貨幣経済においては、カネの量が増えるってこととほとんどイコールなのだ。 消費税はバンバン取られる、企業が交際費使っても経費にあてられない、こんなどうしようもない税制が行われてるから、ゼニはまわらんし、経済成長につながらんのだ。 時代なんぞの流れではなく、政治がアホをやってきたツケがこのゼロ成長・マイナス成長時代の根本原因なのだ。 こういうことを書くと、必ずつっかかってくるヤツらがいるから先に書いておく。 日本はすでにインフラも整ってるし、発展途上国のような経済成長は望めない、なんて考えにとらわれている連中がいる。 それは半分は事実だが半分は違う。 森林問題にしろ、食糧問題にしろ、日本がやらなければならないようなことはいくらでもある。 むしろ、いままでの公共事業の流れを、日本の富と資源を維持し、拡大させる方向に使わなければならない。 で、それ以上に重要なのは、ゼロ成長やマイナス成長じゃダメだということだ。 資本主義経済というのは、常に成長を続けなければならない宿命にある。 理由は単純で、そこに金利というものがあるからだ。 世の中に出まわっているカネというもの、これはすべて借金であると考えなければならない。 ここがわかれば、カネというものの正体、経済というものの茶番が全部理解できるのだ。 カネはいったい誰が作ってるのか? これは、政府でもなければ日銀でもない。 カネは銀行のなかで作られ、生み出されるものなのだ。 これを「信用創造」という。 そのプロセスをごく基本的な形で説明すると次のようになる。 X氏が銀行Aに1億円預金 ↓ Y氏に銀行Aが9000万円融資 ↓ Y氏はZ氏への支払いとして銀行Bに5000万円振り込む 日銀の預金準備率というものも絡んでくるが、ここまで含めて解説すると長くなりすぎるので割愛する。 この時点で、どうなったかといえば、 X氏 銀行Aに1億円の預金 Y氏 銀行Aに4000万円の預金と9000万円の借入 Z氏 銀行Bに5000万円の預金 ということになる。 元手はX氏の1億円しかなかったはずなのに、気づけば銀行AとBに合計1億9000万円のカネがあるのだ。 どうしてこんなことが起こるかと言えば、Y氏が銀行から融資を受けたからである。 誰かが銀行から借金をすることによって、カネの量が増えていくのだ。 よって、世の中に溢れているカネの一部は、金利によって吸い上げられていくことになる。 ゼロ成長というのは、この金利分が市中から失われるというのと同じ意味であり、その分、誰かにしわ寄せがいくことになる。 だから、政治は、どんな手段を取ってでも、経済成長させなければならない。 時代が低成長だから、みんなでガマンしようなんてのは、詭弁どころか売国的な発言でしかないのだ。 そして、この似非黄門とその一派だが、さっきも書いたように、経済成長の阻害になる消費税の増税なんて逆効果なことばかりを目指しているわけだ。 な、こういうことをちゃんと考えれば、どれだけあいつらが壊国政策ばかりやってるかわかるだろ? このブログ、書いてる人間がこのとおりのろくでなしだもんで、罵詈雑言だらけになってるんだが、一応、ない脳みそかきまわして、なるたけ筋道立てて考えて書いてんだ(笑)。 感情的に叩いてるふうに書いていることもあるが、それなりに意味があってやってるわけ。 プロパガンダだからね。 さて、その似非黄門だが、みんなの大好きな財源がどうこうって問題でもグチャグチャ老害電波をまき散らしてやがった。 40兆円の収入で90兆円の支出がどうたらこうたらって話な。 あんまり言いたくなかったんだけどね、ハッキリ書いちゃおうか。 日本は無税でもやっていけるんだよ。 景気調整や所得再分配のための税はあったほうがいいと思うが、所詮、その程度の話で、税金なんて基本的にいらんのだ。 さっきの信用創造の話でわかったように、カネなんてのは幻でしかない。 あんなヒョイヒョイ量が増減するブレブレのモノサシで世の中の富を測ろうとするからおかしなことになるのだ。 つまり、借金なんてのは、所詮その程度の紙くずだってことだ。 これがもし、国債を海外に握られていて、しかも外貨建てであったなら、目も当てられないわけだが、そんな事実もないわけだ。 むしろ、国家と民間で山のような海外資産持ってるくらいだし、先日の話でもわかったように、特別会計に700兆円もの資産があることもハッキリしているのだからな。 それを踏まえた上で、信用創造の話に戻る。 銀行ってヤツも儲けなくちゃならない。 冷静に考えればわかるように、預金というのは金利つきの借金なんだからな。 それを上まわる利益をどこからか出さなきゃならない。 で、それを海外に引っ張ろうと必死だった竹中平蔵さんのようなクズがいるわけだが、そもそも彼の言うとおりにやっていたら、日本の銀行という銀行はとんでもない状況に追い込まれていたのは言うまでもないよね(笑)。 じゃあ、なにが安心って、そりゃ日本の国債以外になにがあるの、って話だよね。 日本の国債が大変で、そのうち買い手がなくなるとか抜かしてるアホと工作員が山ほどいるんだけどさ、国債はむしろ金融機関の都合で買ってるんだよ。 むしろ、国債を出さないなんて話になったら、彼らはどうやって利益をつくり出したらいいかって話になるわけ。 で、さっきの信用創造プロセスでわかるように、銀行が国債を買うということは、国の口座にカネが入り、またもやカネの量が増えているということなのだ。 つまり、その分のカネを使って、いくらでも国債は買えるというわけ。 つまりね、国債の発行総額が1000兆だろうが1京だろうが、なんの関係もねえんだよ。 ただずっとまわってりゃいいわけ。 じゃあ、せっかくだから、景気対策にって話で、中心的な税である所得税、法人税、消費税をなくしてみたとする。 現在、この3つで30兆円くらいかな。 あと、相続税もやめたほうがいいね…なんていうと、みんなアレって思うんだが、考えてみりゃすぐわかるよ。 こんなもんがあるから、金持ちはますます蓄財するし、カネを隠すのだ。 普通に資産が次世代に伝えられるなら、もっと豪快にカネ使うんでね。 すごい乱暴な言い方をすればだな、利払いや償還分も含めて100兆円の予算組んで、同額の国債を新規発行したとしても、日本だけはそれで問題なくまわってしまうわけよ。 ものすごい経済効果とともにね。 ただ、この数字がどんどん増えていくだけでね。 で、景気の加熱にあわせて、所得税や法人税を毎年改定する、と。 ほんとこれだけで日本の財政問題とやらは全部片づいてしまうのだ。 財政問題と経済成長の問題は非常にカンタン、税制と考え方の問題なのだ。 税金を取るというスタイルを、国債で運用するという形に変えれば済む話。 カネの仕組みを知ってしまえば、いままでのジョーシキを笑い飛ばせるわけだが、ほんと、バカと工作員しかおらんのか、という感じなわけだ。 さて、まあ、こんな方法だと乱暴すぎると言われて無視されて終わりだと思うんでね、念のために、ソフトランディング型のナイスな方法でも書いておこうか。 まず、税制。 消費税は即刻廃止、法人税はとりあえず現状でもいいが、経費ルールのみ改訂、所得税は景気連動型にする。 その上で、毎年、景気について検討。 予算は、「基本予算」「景気対策予算」「国債償還・利払い予算」の3つで作る。 いまの状態で考えるとだいたいこんな感じかな? 基本予算 70兆円 景気対策予算 30兆円 国債償還・利払い予算 20兆円 合計 120兆円 ちなみに、景気対策予算というのは、現在の日本のデフレギャップ(約40兆円)を元にして、消費税廃止分をカットした数字で算出な。 で、その上で税収は、消費税をなくしたことでだいたい25兆円くらいかな。 つまり、赤字額はおおよそ95兆円だね。 ここで、政府は「95兆円玉」を1枚新規に発行。 さっき、カネを増やすのは銀行だと書いたが、発行の権利は唯一政府が持っているので、もちろんこれは可能なわけ。 そして、その95兆円玉で、日銀券(といっても数字だけど)95兆円を獲得。 これで全予算の財源ができた、というわけだ。 その上、国債の新規発行はゼロでね。 20年か30年、これをやってみ? 我が国の借金とやらはゼロになってるから。 その上、景気対策にもなってるわけだから、銀行も国以外の融資先ができて万々歳だ。 日銀前に、95兆円玉とか115兆円玉とかいっぱい並んで、新しい観光名所にもなるだろうね(笑)。 こんなことしなくても、一気にやればという話もあるんだけど、それやると一気に銀行がエライことになるからね。 ゆっくりやったほうがいいというわけ。 また、いっそ日銀をなくして全部政府紙幣にって話もあるんだけどね、まあ、その理由は書かないけど、日銀のマイナス点だけじゃなくて、どういう仕事をしているかって話にも一応注目したほうがいいと思うよ。 わかった? 財政問題なんてのは、所詮、この程度の話なのだ! こんな話をもっともらしくしている連中は、ガマンとやらを押しつけて搾取しようとしているか、そういうヤツらにダマされてるアホのどっちかってことなんだぜ! 似非黄門の言ってるような、古いも新しいもねえんだよ。 古かろうが新しかろうが、売国奴は売国奴、ウソつきはウソつきなのだ。 ムダを削れだの、あいつが蓄財してるだの、そういう妬みとカネに縛られたカネカネ社会からそろそろ脱しようぜ! 政府はムダだろうがなんだろうが、カネをバラマケ! 金持ちはどんどんカネを使え! そういう、当たり前のことを言える社会に変えようじゃねえか! |
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201103101753 |
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