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政治的な人間は正直言って嫌いだ

前に社内のずるいヤツについて書いたことがあるけれども、今回は外注の話。
ご存知のとおり、出版というのはフリーランスの人間が多い業界であるわけで、編集者という商売は、いかに人脈があるかという部分を問われるものでもある。

おいらも自分がフリーの立場だったことがあるし、そもそも会社の経営サイドにいるってことは、スタッフを抱えているフリーランスであるとも言えるわけだ。
というわけで、質の高い仕事を決められた予算とスケジュールでこなしていかなければ、いつか淘汰されてしまうだろう。
常にそうならないように努力しているつもりではあるが、まあ、結果がすべてなのは、ほかの業界とまったく違いはない。

そんなわけで、当然のように外注業者に対しても、厳しい目で見ざるを得ない部分がある。
当たり前のことだ。
会社としては、本来利益になるかもしれない部分を外注業者に払っているわけであって、それだけの価値のないものに金を払うことなんかできるわけがない。
しかしながら、勘違いしている連中が多いのもこの業界の特性であって、実績と言えないような実績を引っさげて独立し、そのまま食い詰めるヤツ、廃業するヤツ、べつの業界に流れていったヤツなど、これまでどれだけ見てきたかわからない。

それでも、必死にこの業界にしがみついているヤツらがいる。
おいらもそのひとりのようなものである。

向上心があり、努力を怠らず、食うや食わずやであろうとがむしゃらにやっている人間は評価しているし、今後も円満な関係を続けていければと思う。
だが、そうでもないヤツもかなりいるのだ。
言ってみれば、ものすごく政治的な連中である。

それが、こちらにとって非常に重要な人脈につながっているようなケースであれば、気分のよし悪しはともかくとしてつき合わざるを得ないこともあるし、そのための努力をしているという意味で、おいらは非常に評価するわけだ。
そういう意味での政治手腕はむしろ買う。

だが、単純にうちのような会社に食い込むのに政治性を前面に押し出しているようなタイプは正直好きではない。
しかも、そういうヤツに限って、替えが利かないようななにかをひとつとして持っていなかったりするわけなのだ。

なんて抽象的な話を書いてもわからないと思うので、具体的なエピソードを書こうと思う。

ある結構な年輩のライターがいる。
もともとはうちのスタッフのひとりと仕事をしていただけだったが、おいらは上司として紹介されたわけである。
そんなとき、必ずどんなことに使える人間であるかどうかを確認すべく、あたくしはその作品をチェックしたり、これまでの経歴を聞いたりするわけだ。

で、どうかと言えば、まったく高い評価に値する人間ではないというのがおいらの判断だ。
べつに人脈を持っているわけでもなければ、仕事の上がりがいいわけでもない。
この業界に河原の石ころくらい存在する連中のひとりである。

しかし、本人は仕事をくれと営業攻勢をかけてくる。
まあ、その部分については評価しているが、じゃあ、なにを頼めばいいのかまるでイメージがわかないものだから、常に候補に上がらないわけだ。

ただ、こういう人間についても、利用価値はそれなりにある。
困ったときに便利に使うという方法だ。
こんなことを言えば、人でなし扱いされるかもしれないが、事実なのだから仕方あるまい。
社員ならともかくとして、フリーランスで仕事をするなら、実力がすべてなのだから。

で、ちょっと前のことになるが、ある雑誌の担当が仕事をやりきれずピンチに陥ったとき、おいらはその人を呼び寄せていくつかの仕事を振ったことがあった。
正直、そのあといろいろ修正しなければならない低レベルな上がりだったが、その人をうまく使ったからこそなんとか形になったのだとは思う。

しかし、ここからが問題だ。
おいらのような会社で上の立場にいる人間(この会社では編集制作やらなんやらの部長であって、社長に続く責任者である)からピンチの仕事を大量にもらったことで、どうもいろいろと勘違いしてしまったようである。
会社にやって来るたびに「あの短時間でムチャな仕事をやった」みたいなことを口にし、こちらに恩を売ろうとしてくる。
それが意識的なものなのか無意識的なものなのかはわからないが、おいらとしてはそう受け取るに決まっているわけだ。

まあ、ムチャを押しつけたことは事実だが、それでもこちらの発注に対して向こうが応えただけのことだとおいらは思うわけだ。
それを文句ひとつ、愚痴ひとつこぼさずに繰り返しやるようなタイプの人間であれば、チャンスになるような仕事をなにかまわしてみようかとも思うが、こういうことを言い出すヤツはいちいち対応が面倒なので、当然避けるようになる。

そんなわけでしばらくほったらかしにしておいたのだが、ほかのスタッフがなんかの仕事をまわしたらしく、また会社にやって来た。
で、またもや「〆切まで時間がなくて困るんですよ」とわざわざおいらに言ってくる。
だったら仕事請けなきゃいいんじゃないの? とは言わないが、あたくしの本音はそんなもんだ。

実はそのライターと担当、前に一度揉めたことがある。
お互い時間がないなかでの仕事でいらだち、ケンカになったのだ。
そのときはしょうがないからおいらが仲介に入った。
なぜなら、その担当が逆ギレしたのがケンカの原因であって、どう考えても弊社のほうに非があったからだ。
結局、なだめて仕事させたり、焼肉に連れてったり、非常に面倒な目に遭った。

で、詳しい事情はよくわからないが、またもやなにやら揉めたようである。
今度は、そのライターが担当とおいらの両方にメールを送ってきた。
なんでも、時間が足りなくて取材先にアポを取れなかったとかそういう話のようだ。

ていうか、今度のケースで言えば、非があるのは必ずしもこちらばかりではない。
仕事を請けた時点で時間がないことはわかっているのだから、それはムリかもしれないとか、もう少し時間が延ばせないかとか、担当とうまく打ち合わせればいいだけのことだ。
我が社にもとんでもない急ぎ仕事が舞い込んでくることがあるが、そのときには「クオリティが維持できるスケジュールではない」とか「この部分だけなら責任持って請けられる」とか、必ず話し合ってから承諾するようにしているし、それが当然のことではないかと思うわけだ。
引き受けたあとに文句を言ってもらっても困る。

おいらの受け取り方としては次のようになる。
仕事を請けながらも、時間が時間がと言いわけを繰り返し、いざなんかの問題が起こったなら担当のせいにして、これまでの借りがあるだろうと上司のおいらを引っ張り出して「ギャラがなくなるような事態」を防ごうとしているに違いない、と。
本人がそう考えているか否かはべつにして、こっちとしてはそう受け取らざるを得ない。

わからないかな…こういう面倒な外注なんて、金輪際使う気になれないのだ。
特別な才能や人脈があるような人間ならつき合うことになると思うが、いくらでも替えが利く人材であるわけで、切ることも干すこともまったく躊躇なんてない。

だいたい、借りがあるだなんてかけらも思っていない。
ものすごくできる人に対してムチャなことをお願いしたならそう思うけれども、むしろ金に困っているライターに仕事をまわしているわけだから、フィフティー・フィフティーだ。

そもそも、クライアントの上層部に対してクレームを持ち込むということの意味をわかっているのかと言いたい。
おいらを取り込み、個人的な関係としていろいろ利用できると勝手に思っているかもしれないが、あたくしの考えは絶対的に違う。
こっちに非があるなら頭も下げるし接待もするが、それがないのなら社員を守るに決まっているではないか(いかにできが悪かろうがなんだろうが、そこに関しては関係ない)。

そういうヤツに限って、下の人間に対しては横柄だったり、若造扱いしたりするくせに、おいらのような上の立場の人間には聞こえのいいこと言うのも興味深いところだ。
「なんでもやらせていただきます」とかね。
じゃあ、文句を言わずにやれよ。
そのへんは言葉どおりに受け取るぞ、おいらは。

なので、そのメールに対する返信には、謝罪の言葉に続けて「正式な苦情として承りました」と記しておいた。
社会人をそれなりに経験している人なら、その意味がわかるだろう。

こういうヘタに政治的な人間は嫌いだし、手痛いしっぺ返しを喰らうことになるとおいらは思う。
でも、意外にも多いんだよね、このタイプ。

で、こういう人間に同じくありがちなのが「たかり屋」タイプである。
金がないからギャラをさっさとくれとかね。

そもそも、フリーランスってのは自立した業者だろうに。
金銭的に困ってるとか、食えないとか、そんな話は知らん。
だったら、就職するなり、空いてるときにバイトするなり、やれることはいくらでもあるだろう。
自分でどうにかしろ。

それから、取っ払いしてほしいなら先に言ってくれ。
こっちだって入金のタイミングや資金繰りの都合があるのは同じだ。
その時点で支払いできる予算でやるしかないし、当然のように額面だって下げさせてもらう。
ギャラの話を決めてから、それを持ち出すような真似をしないでもらいたい。
もちろん、後からだって削らせてもらうけれども。

こんなことは言いたくないが、食い詰めるのは自分のスキルと努力が足りないからだ。
そういう人間がどうしてもフリーランスでやっていきたいなら、まことに残念なことに、誰かにいいように利用されて生きていくしかない。
面倒なのとかピンチヒッターとか汚れ仕事のようなものをもらって食いつなぐしかないのだ。

その意味で言えば、弊社もまた脇を締めてかからなければならない。
そういう連中につけ込まれないようにしなくてはならないってことだ。
社員に対してそれを説くのもおいらの仕事である。

こう言ってはなんだけれども、世の中のライターの大部分は「こいつらに金を払うくらいなら、自分で取材するし、調査するし、原稿も書くわい!」というレベルである。
で、ろくなスキルもねえクセに贅沢なことを抜かしやがるヤツも多い。

おいらは、いざとなったら単行本1冊くらいの分量は3日で書けるし、雑誌の100ページであっても1週間で完成させられる。
必ずしも満足できる仕事であったとは思わないが、業界の底辺にいる限りは、こういったことだってやらねばならないこともあるのだ。
政治的工作だの、言い訳だのを考えている暇があったら、さっさと仕事すりゃいいと思う。
そういう覚悟の決まってないヤツにムリにやってもらう必要なんかないと、心の底から思うのだ。

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200907041030
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