それは事実としてだ、もうちょっとそこは冷静に考えてみる必要がある。
前にも書いたことだが、日本のGDPは500兆円弱だが、その6割の300兆円近くが国内における消費なのだ。
消費税の税収、年間13兆円という数字を見ても、それが間違いないことがわかるだろう。
日本は、
内需大国かつ
消費大国なのであり、そのなかで毎年300兆円ものカネがグルグルまわっていることになる。
よって、700兆円なんて資産は、何十年もの時間をかけて積み上げてきたものとしては、実はそこまで大騒ぎするようなものでもなんでもないのだ。
そこで発生した仕事が世の中にまわり、誰かの給料になって、世の中を巡っている点にも、一定の評価をしなければならない。
まして、かつてその内部にあった郵政なんてのは、独立採算で黒字でまわっていたのだからな。
道路公団もしかりで、完全無料化に向けた積立まで存在したくらいだ。
なんでも否定すりゃいいってもんじゃない。
ましてや「いまはそんな時代じゃない」って言葉をよく聞くわけだが、そんな時代とかこんな時代とか、いったいなんのことを指しているのか、おいらにはちっともわからん。
昔もいまも、政府にしろ民間人にしろ、やってることなんか大して変わらんと思うわけだがね。
要するに、この手の話というのは、経済のパイを小さくしないように考えつつ、同時にセーフティーネットや公共財としての意味を失わないように策を練りながら、うまくコントロールしなきゃならんということだ。
構わねえから官僚機構をぶち壊せみたいな話は、新自由主義者による富の奪い取り、つまり、まやかしの小泉・竹中改革やらとなんにも変わりゃしないわけ。
以前から、とくにアメリカあたりでは、日本を自由に操るためには、官僚機構をどうにか破壊しなきゃならないという意見があった。
だからこそ、マスコミによるネガキャン多発で大蔵省が解体され、社保庁がぶち壊され、郵政、道路、国鉄、電電公社などの公共財が民営化されて私物化されてきたわけだ。
しつこいようだけど、敵を間違えちゃいかんのだ。
敵は、この官僚機構を乗っ取って自由に動かしている連中であり、そのお仲間であるマスコミ、新自由主義系政治家、財界団体、外国資本などである。
こいつらが持ち去った日本の富なんて、おそらく700兆円なんてレベルではないはずだ。
こういうことを全部考えた上で、おいらは、官僚をうまく使うと公言している小沢一郎先生、本物の経済をよく知りつつ国富の守護を考えている亀井静香先生を熱烈支持しているのである。
彼らなら、うまく官僚利権を残しつつ、特別会計の一般会計化を図ることもできるだろう。
結局、我が国のもっとも重要なポイントはそこにあるわけだからな。
だからこそ、彼らはいろいろと攻撃されてきたわけだ。
決して官僚ではなく、なにやら変な集合体が、彼らを抹殺しようとしているのだ。
そこに加えて、あらゆる政策をも現実に照らし合わせて本質を研究している田中康夫先生、日本の将来を決める上で最も重要と思われる対ロシア関係のキーパーソンである鈴木宗男先生、この4人に、この国を動かしてもらうのが一番理想だと思っている。
さて、こうなると、結局はカネの循環の問題になる。
前から何度も書いているように、デフレにつながっている要素を見直すだけでほとんどの問題は解決だ。
要するに、消費税を廃止すればいいのだ。
バナーにもあるように、消費税は、法人税減税の穴埋めであり、今後は法人が負担すべき社会保険料の代わりをするように工作がなされている、単なる泥棒税である。
また、今後は、法人税も引き上げ、日本人の雇用に貢献する企業だけを優遇する措置を取ればいいことだ。
ていうか、これ、日本以外の国では普通に行われている、ごくごく当たり前の制度なんだがね。
ほんと、日本人は海外の状況を知らなすぎる。
それで経団連が日本から出て行くというのなら、どうぞ好きなように出てってくれって話だ。
TPPなんて当然不要、郵政や道路公団は再国営化、日銀は独立性とやらを捨てて政府がコントロールだ。
もうすでに始まりつつあるが、アメリカの金融不安詐欺第何弾かはぼちぼちやってくるだろうが、それもあまり気にしないことだ。
なんのことはない、農林中金も東京三菱UFJも、構わず亀井金融庁の手下にすりゃいいことなんでね。
所得税もさ、海江田が年収1500万なんて中流って言うんだから、それ以下の人は完全免税で、むしろアメリカの低所得者みたいにカネくれてやったほうがいいんじゃねえの?
1500万以上の連中からたんまり取ればいいんだよ。
オレはどうせ海外行っちゃうからくれねえだろうけど(笑)。
安心しろよ、我が国にとって100兆200兆なんて、はした金なんだ。
日本の現在のマネーサプライは800兆円くらい、つまり、200兆増えてもハイパーインフレなんて絶対にならねえし、むしろデフレ解消にはそれしかねえよ。
繰り返すようだが、カネはあるなしで判断するものじゃなくて、対外的かつ外資建ての借金があるかないかだけの問題なので、そんな心配どこにもないのだ。
誰がカネ持ってるとか、誰が溜め込んでるとか、ケチケチしたことを言うのでなく、構わずカネを使えって方向に行かなきゃどうにもならんよ。
結局、この世の中をおかしくしてるのは、もちろんマスコミのせいではあるが、妬みとケチと節約志向にどっぷりハマっちまった多くの国民に原因があるんだと思うぜ!