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現時点での為替不介入は正しい方策だ

このところ、藤井財務大臣の「円高容認」発言が問題になっている。
実際は「介入しない」「市場の動きにまかせる」ということであり、べつに円高を狙っているわけじゃないのだが。

どうも日本には円高アレルギーのようなものがある。
輸出企業が経済を引っ張っているというイメージがあるからだろう。

しかしながら、冷静に数字を見てみるとだいぶ事情が違う。
日本の輸出依存度はGDP比で12%程度しかない(金額は巨額だが)。
30%を超えるドイツや中国とは違い、日本は内需型社会なのだ。
ついでに言えば、まだ経済が活況だった1980年代であっても14%を超えることはなかった。
いまも昔も、日本は内需で凄かった国なのである。

ただ、海外に進出している企業の場合は若干事情が違う。
その多くの拠点で米ドルを使用するわけで、決算時における為替差損が出るわけだ。

こんなことは言いたくないが、ろくに日本に金を落としていない企業の話なんぞは知らん。
あくまでも、国益を中心に考えるべきだ。
そういう意味で言えば、すでに高騰に向かっている資源や食料を海外に頼らなければならない我が国としては円高こそがありがたいことになる。

まあ、これに関しては賛否両論あるだろう。
実は、このエントリーの本題はその部分ではなくて、為替介入に関する話だ。

ずいぶん前のことだが、海外勢によるものすごい円買いの仕掛けが行なわれた際、日銀が徹底的に円売り介入を行ない、ヘッジファンド2000社あまりを叩き潰したことがあった。
これは日本の持っている潜在的な金融力を表わしている。
そして、このような介入は幾度となく繰り返された。
その副作用が日本のみならず世界を不幸にしたのだ(一番問題なのはもちろん強欲な連中だけれども)。

円を売るということはどういうことだろうか?
要するに、売るための円を用意して、それを原資に外資(この場合はドル)を買うわけである。
結果、とてつもない量の円が流出したことになる。
これが資金となり、日本を除いた世界中がバブルに酔うことになったわけだ。

バブルが拡大するにつれて、さらには日本国内の資金も大量に流出していく。
円キャリートレードの始まりである。
さらには、日本国内の投資家や金融機関までもが海外に投資を振り向けた。
円はジャブジャブなのに、日本国内はデフレという悲惨な状況になったのだ。

日本はさらに悲惨なことになる。
資金がまわってこなくなったがゆえに、国内の景気が落ち込み、地価も株価も下がった。
そうして落ち込んだ市場に日本から流出した金を持った外資がここぞとばかりに収奪に入り、株式市場も急激に上昇。
結果、庶民が取り残されたまま、いざなぎ超えという好景気状態になったわけだ。

だが、バブルは終わる。
こうして、いまや世界中が不幸のどん底である。
要するに、日本は知らず知らずのうちに金主として、バブル過熱と崩壊の演出にひと役買ったことになるわけだ。

こういう問題が起こることを考えても、おいらは為替介入は原則行なうべきでないと思うわけだ。

これにも異論があると思う。
日本が介入しないとすれば、円に対する仕掛けをしてくる連中が出てくるだろうと、主張する人もいるだろう。

だが、身もふたもない話をすれば、日本の態度に関わらず連中はやってくる。
為替のオプションを狙った仕掛けが毎日のように繰り返し行なわれているだ。

さらに身もふたもない話をしよう。
前から何度も書いているように、おそらくドルはこれから危険な方向へと向かうはずだ。
一時的に回復したように見せているだけである。

ロバート・キヨサキという、投資家のなかで大人気な人がいる。
正直、この人の考え方は好きじゃない(というか、さっさと死ねと思うくらいだ(笑))が、正しいことを言っている。
投資は価格でなくて価値を見極めるべきだ、という話だ。

たとえばの話、いまだにバブルが続いている上海の不動産市場。
いまや東京なんか話にならない価格で取引されている。
だが、冷静に考えてみるとおかしな話だ。
政治的な問題はもちろん社会不安に発展するリスクも高い。
地盤の脆弱さもあるし、おまけに大気汚染や水質汚染などの環境リスクも大だ。
おまけに、ほとんどが投資物件であって、ゴーストタウン状態。
家賃収入も取れないところが大半だ。
こんな不動産にいかなる価値があるというのか?

よって、いずれ(どころか近いうちに)このバブルは崩壊する。
すでに高すぎて上海の不動産は買えないと、日本も含めて海外の資産に手を伸ばしている金持ち中国人が出てきているくらいだ。
そうなれば、北京政府が必死に資金供給を続けない限り、誰も転売できなくなるし、ハンパじゃない下落が進行する。
金を出し続ければ、中国国内のインフレはさらに加速して、庶民生活はますますボロボロになる。
中国は薄氷の上でバブルに踊っているようなものだ。

だからこそ、誰かにババを押しつけようとするヤツが出てくる。
最近のマスコミによる中国投資推奨プロパガンダの高まりは、自信を持って断言するが、投資家をはめるためのワナだ。

実のところ、ドルというものについてもこの図式が当てはまる。

ドルが円に対して高かった最大の理由は、アメリカ人に日本製品を買う購買力があったからだ。
だからこそ、日本も円安を希望しており、ドルによって得た売り上げをドル資産として保有し続けたし、その運用先の最たるものが米国債だったわけだ。
アメリカの状況を考えたら、そんな構造はもはや終わったことがわかるはずだ。

じゃあ、中国がドル高に貢献するかと言えば、それも怪しくなってきた。
確かに、最近再び中国が米国債の買い増しに動き、保有残高を8000億ドルにまで上げている。
元の切り上げが進行しつつも、なんとか1ドル6.8元のラインを守り通している感じだ。
しかしながら、アメリカが中国産タイヤの関税引き上げに動いたように、今後は米中の貿易摩擦が激しさを増すことは間違いない。
中国は外貨準備のユーロへの切り替えや金の積極購入、デリバティブ契約の破棄など、数々の揺さぶりをかけているが、さて…。

結局のところ、ドルというものの価格はムチャしてあげない限り保たれないものだってことなのだ。
世界にバラまき続けたドルも実体経済の10倍規模あるというし、FRBのドル乱発も天文学的数字だ。
利上げの予測もないわけではないが、仮にそんなことをしたなら、サブプライムなど話にならない危険度を誇る商業不動産バブルが衝撃的な崩壊をするだろう。
あとは、いつまで世界がドルを信任してくれるか、だけの話だ。

とてつもなく身もふたもない話をしよう。
そもそも、ドルに限らず通貨というものにはどれだけの価値があるのかという話だ。
先日のエントリーで「銀行の貸し出しの原資は預金」がウソだということを書いた。
銀行は、一定の金額を積み立てることで、無から通貨を作り出す特権を持っているものなのだ。
ずいぶん前に紹介したことがあるが、このビデオをぜひとも見てほしいと思う。

http://video.google.com/videoplay?docid=-446781510928242771#
http://video.google.com/videoplay?docid=-845461387975920288#

要するに、無価値なもので価値のあるものを収奪できるシステムであり、その頂点である中央銀行の裏には国際金融資本がいる。
連中が好きなように経済の蛇口を操り、世界を独占支配しているのが本当の世界の姿なのだ。

日銀とて例外ではない。
いまだに日本のデフレギャップを認めず、市中に金をまわす策をまるで取ってないところからして間違いあるまい。

このシステムを完全否定しようとは思わない。
これがなければ、現在のように文明が進化することもなかっただろう。
あたくしは「正常化」しろと言っているだけだ。
極論と言われるかもしれないが、おいらは銀行というものだけは絶対に公共化するべきと思っている。
その利益にしても、その通貨圏全体の利益として、税金と同じ使い方をするべきと考える。

言っておくが、おいらは共産主義者じゃない。
通貨の発行・管理の権利を、一部の個人ではなく、主権者すべてのものにするべきだと言ってるだけであり、その上で自由な経済活動を行なえばいいと主張しているだけのことだ。
この制度を導入するだけで、世界は信じられないくらい平和になる。
そもそも、数々の戦争を起こしたのも、金融危機を発生させたのも、貧困にあえぐ国が多数あるのも、アメリカを乗っ取っているFRBのしわざであるし、その裏にいる国際金融資本の筋書きによる。
そろそろ、そのことに気づいてもらいたいと心の底から思う。

そして、いま、そのFRBの世界支配ツールであるドルが、さらに世界を不幸にしている。
ご存知のように、最近、FRBが新規発行したドルは、AIGのCDS決済資金として使われ、GSのような搾取企業に流れ込んでいる。
この金が世界を巡って、あらゆるものを呑み込もうとしているのだ。
原油、金、株などが上がっていくのには、円キャリーに代わるさらにいびつなドルキャリーの構造がある。

インフレというものの正体をそろそろ理解しておいたほうがいいと思う。
物価の上昇を招くものだと言われるが、本質はそこではない。
一番重要視すべきなのは「通貨の価値が下がる」という部分だ。
だから、インフレになれば、通貨よりも現物のほうが買われるわけだ。

逆にデフレというのは「通貨の価値が上がる」ことであり、通貨こそが最強の状態である。
よって、ものは買われなくなり、物価も下がる。
株にしても不動産にしても、日本のあらゆるものが安いのはそういう理由なのだ。
輸出企業の業績による株価の上下などほんの些細なものであって、この根本原因を修正することこそが日本にとっては必要なのだ(そもそも、日経平均の銘柄はわざと輸出企業中心にされているふしがある)。

で、通常のデフレとは違う一面もある。
インフレになっている外資の金が、デフレで下がりまくった日本の資産を収奪しているのだ。
もはや価値なんかまるでないクズ紙が、作られたデフレで本来の価値が見えなくなっている日本の優良資産を奪い取っているのだ。
だからこそ、日本は緩やかなインフレが望ましい。
日本人が日本のものを買える環境を作っていかなきゃならない。
最後にはなにもかもを奪われ、無価値なクズ紙だけを押しつけられた哀れな日本しか残らないことになるのだ。

そのことを考えると、短絡的な考えで為替介入を行ない、さらなるいびつなギャップを広げるようなことはするべきではないのだ。
国内の金の動きをドラスティックに変えるのが最優先だ。
この状態を放置しておいて、痛い目に遭うのは日本人なのだ。

もうひとつ怖い話がある。
ドルが完全に崩壊したらどうなるのか、という話だ。

まず、日本の外貨準備や米国債はゴミになる。
正直なところ、これは諦めるしかないし、これだけならどうにでもできる。
むしろ中国の社会不安のほうがリスクが高いくらいだろう。

問題は世界が丸ごと信用不安に包まれることだ。
これによって起こるのは、さらなる商品価格の高騰である。
これは高騰なんてレベルの話ではなく、通貨というものの意味がまったく変わってしまうことを意味する。
要するに、資源もなければ食料も自給できない日本の価値など、ないに等しくなってしまうわけだ。
それは同時に、日本円の終焉をも意味する。

だからこそ、日本円がパワーを持っているいまのうちに、将来の日本と日本円の価値

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200909271212
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