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これからの先進国とは?
発酵パワー

世界では、先進国ってヤツが、でかい顔しているわけだ。
まあ、日本もそのうちのひとつには違いないし、一万円札の人のおかげで日本人が大好きにさせられた欧米なんぞと比べたら、日本はダントツの先進国だ。
信じられないかもしれないが、間違いない。




まあ、それも人それぞれの見方でまったく変わる。
そもそも、先進国の定義ってなんなんだ、って話になるだろう。
そう思って、調べてみたら、どうやらこういうことらしい。

「高度な工業化」を達成し、「技術水準」ならびに「生活水準」の高い、「経済発展」が大きく進んだ国家のことを指す(ウィキペディアより引用、「」は著者が付記)。

要するに、工業、技術、生活水準、そして経済発展が進んでいるのが先進国ってことだわな。

ぶっちゃけ、日本という国は、工業と技術に関しては、ほかの追随を許さない圧倒的な先進国だ。
落ちぶれたように言われているが、実はこれはいまだにまったく変わっていない。
現在、世界の電気製品等が韓国や中国のメーカーにシェアを奪われているのは事実だが、その基幹部品と技術は日本なしには実現できない。
もっと酷い言い方をすれば、韓国や中国に限らず、各地の企業が頑張って汗を流して儲けてくれればくれるほど、日本には勝手にカネが入ってくるという状況なわけだ。

で、日本のすごさはなにもハードばかりの話ではない。
たとえば、おいらが滞在中のスリランカで実際にあったことだが、ある道路を三区間に分け、日本、韓国、中国の業者が工事を行ったという話がある。
地元の人の評判では、日本が作った部分はまったく問題がなく、韓国のところに来たら急に道路がガタガタしだし、中国企業のところにいたっては車が急に飛び跳ねるようになった…なんて言われている。
他国をバカにしたいわけではなくて、単純に事実を書いているだけだ。

というわけで、スリランカに限った話ではなく、各国では日本に対する憧れが非常に強い。
ヨーロッパなんかでも、日本のイメージを聞くと「ものすごい超大国」と返事がくる。
決しておべっかでもリップサービスでもなんでもない。
日本人が知らないだけで、世界はそんなもんだ。

さて、その日本は、経済においても圧倒的なパワーを持っている。
これも事実。
金融資産も対外資産もとてつもない金額であって、しつこいようだが「日本には財政問題なんて存在しない」し、「日本がハイパーインフレになるときは、現在の世界経済が終わるときである」という当たり前の話を言っておきたい。
もうこの話は何度も何度も書いたので、あんまり繰り返したくないが、そういうことだ。

じゃあ、どうして日本は不況なのか?
それは、先進国の定義にある最後のひとつを見ればわかるではないか。
日本の問題は「生活水準」なのだ。

まあ、落ちぶれたとはいえ、いまだに日本の生活水準は「少なくとも経済面だけで見れば」相当に高い。
だけど、庶民はみんな苦しんでいる。
カネがない、仕事がない、そればかりになっているわけだ。

その理由も何度も何度も書いてきて、いいかげん飽きてきているわけだが、要するにデフレだ。
で、これもしつこく書いているが、デフレは決して物価が下がることなんぞではなく、「カネという紙切れの価値が上がる」ことである。

バブルの時代を思い出してみればわかるんじゃない?
あの頃は、タクシーに乗るだけで一万円札がひらひら飛び交っていたわけだ。
要するに、みんながカネを持っていたから、一万円の価値がタクシー代程度しかなかったってことなわけ。

カネの価値が下がれば、そうやって各所にカネがバラまかれていく。
カネが動くということは、商品なりサービスなりが売れたということであって、つまりはそれだけ経済が活性化するということだ。

日本には経済に関する知識もあるはずなのだ。
かつて、徳川吉宗の時代、米で給料を貰っていた武士が困窮したことがあった。
米を小判に変えて生活していたわけだが、米の増産が続き、価格が下がりに下がってしまったからだ。
そのとき、吉宗は、小判に混ぜ物をして、発行量を増やすという策に踏み切った。
通貨の価値を下げ」、「物価を上げ」たのだから、要するにインフレ政策を取ったということだ。
それで、武士の生活は安定し、経済成長を遂げたというわけである。

ちなみに、徳川吉宗が周囲に質素な生活を求めたという逸話が残っているが、それは早い話が緊縮財政であって、上述のインフレ政策と同時にそれも引っ込めたという話だ。
それを吉宗にやらせたのは、あの大岡越前守忠相であり、実は彼こそが大変優秀な経済顧問であったという。

言いたくはないが、いまの経済政策について言えることは、「何百年も前に実証されていることが、どうしてわからないのか」というレベルの話なのだ(笑)。
一時「歴女ブーム」なんてものがあったくせに、日本人は歴史から学ばなすぎなんじゃないのか?

また、最近よくある話で、地域紙幣による減価紙幣というものがある。
使わないとどんどん価値が減る(印紙代を払わなければならないなど)ので、みんなそれをどんどん使おうとするわけだ。
そして、経済がまわりだす、ということである。

まあ、そういうのもひとつの手かもしれないが、ぶっちゃけその必要もない。
ていうか、地域紙幣に関する話ってのは、理念としては悪くないと思うが、単純に通貨発行権の取り合いというか利権の奪い合いに近いものがあるので、どうでもいい。
問題なのは、いまの日本の銀行をどうするか、という話であって、それ以上でもそれ以下でもない。

どういうことかと言えば、いま、金持ちのゼニが銀行に入っても、それが市中に流れていない、というのが最大の問題なのさ。
かと言って、これだけ不況不況と不安を煽られたら、みんな貯めこみに入るし、企業もカネを使う気にはなれない。
銀行としては、資金の行き先は国債が海外ってことになるだろう。

マスコミが不安を煽る→緊縮財政・増税プロパガンダ→カネの貯めこみ→通貨量が増えない→デフレの進行→みんな貧乏→(繰り返す)

こんな図式がいまの日本の正体だ。

ああ、何度も書くのが面倒だったので、いちいち書かなかったが、カネというものの正体はこのブログのなかにいくらでもあるし、ほかの人がもっと優秀な論を書いているので、そっちを見てもらえればと。
要するに、カネというものはタダの紙くずであって、誰かが借金すれば増えるものであるということだ。
また、よく日本にカネがあるとかないとかという議論をしている人がいるが、そんなものはまったく関係ない。
日本が海外に牛耳られる借金があるかないかだけが問題であって、あとは日本銀行と政府がインフレを起こす気になるかならないかだけの話だ。

だから何度も言うようだが(今日、何回目?)、郵政株だけは絶対に民間に握らせちゃならないってことなのだ。

さて、なんかちょっと話がずれたようだが、実はそうでもない。
要するに、日本は超先進国なのだが、勝手にそうでないように思って萎縮しているのが日本人だってことだ。

なんでそうなっているかと言えば、ほかの国の人やら国際金融資本やらが、日本のあらゆるものを欲しがっているからだ。
デフレでたたきまくって、それを底値でかっさらう…そういう計画がずっと前から行われているし、すでにかなり被害に遭っている。
日本という国が、いつの間にか何者かに「所有」されている、という構図なわけだ。

ちなみに、アメリカなんてのは、建国当時からそうである。
日本はまだアメリカの属国程度で済んでいる(アメリカというフィルターの向こうにいるだけマシということ)が、アメリカなんてのは国民の細胞のひとつひとつまでもが、裏にいる連中の所有物のようなものだ。
まあ、程度の差はあれ、いわゆる先進国と呼ばれている国なんてのは、みんなそんな状態にある。

今後は、先進国という定義も考えなおさなければなるまい。
まずは国民の生活が第一であって、国民が主権者として、あらゆるプロパガンダに騙されないようになっていることが最大の要件だろう。

その最大の方法は「マスコミのような連中が振りまく恐怖と不安に乗せられない」ようにすることだ。
そんなの非常に簡単だ。
要するに、将来の不安がなければいいわけであって、どんなことがあっても食っていくことができる、というのが最大のポイントなのだ。

たとえば戦争ビジネスだけれども、あれをやるには汚れ仕事を引き受けてくれる兵士が必要なわけだ。
でも、いくら国を守るだの、テロとの戦いだの言ったところで、みんな遠くまで行って人殺しなんかやりたくないわけだ。
だから、貧乏人を増やそうとするわけ。
軍に入れば給料も出るし、たっぷり飯も食えるし、なんなら大学にも行かせてやるよ…とね。
待遇の差はあれ、世界のゲリラだの反政府軍だのの話も似たようなもんだ。

わかるでしょ?
食い物や水、エネルギーってのがどれだけ大事であるか。
これらのものの心配がない世の中になるだけで、戦争ビジネスをぶち壊せるだけでなく、庶民がへんなプロパガンダに騙されないようになる余裕もできてくるのだ。

おいらが最近あまりこのブログを更新していないのも、実はそのことについて限界を感じたからだ。
というのは、いくらここで「マスコミが喧伝していることの真逆をやることがいい」「マスコミが目の敵にしている人間こそ愛国者だ」と叫んだところで、なかなか世間に刷り込まれている常識をぶち壊すことができない。
いや、まったくできてないに近いかもしれない。
みんな、不安で不安で仕方ないから、まったく考えるだけの余裕がなくなっているのだ。

だからこそ、なんとか日本を自立した国にしたいわけで、悪い言い方をすれば、中国やスリランカのグルンバ事業をエサにして、日本に対する広報に専念するしかないと思ったわけだ。
言っておくが、真実を発信している人々を非難しているわけでも、ムダだと言いたいのでもない。
活動と同時にブログも同時並行でやればいいのだろうが、そもそも脳がマルチタスクに対応してないので無理というだけだ。

まあ、もしかすると、スリランカが次の時代の先進国になっているかもわからない。
前から書いているように、ここは小さな国だが、自立するだけの素地が整っている。
むしろ、今後、農業や環境対策において、この国の方式がアジアや世界のスタンダードになるかもわからないよ。

日本人にも、そろそろ、そういうことを真剣に考えてもらいたいわけだ。
たぶん、そんなに時間は残されてないよ。
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201007312004
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