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![]() なんのことはない。 あのアップルのiPhoneなわけだが、こいつはたったの390元(約5300円)だ。 説明するまでもなく、 本物であるはずがない(笑) のである。 中国と言えば、ご存知の通りのニセモノ大国だ。 いまはどうか知らないが、5年前くらいのデータでは、広東省におけるニセモノ商売がGDPのかなりの部分を締めていたなんて話もあるくらいだ。 ただ、ニセモノとはいえ、なかなか大したものだ。 電話は普通にできるし、SIMカードも2枚同時使用可能(つまり、ふたつの電話番号を使えるってこと)だ。 そして、ここが重要な部分なのだが、実はこの似非iPhone、中国語の手書き入力ができるのである。 おいらにとっては、正直それがすべてだった。 ピンインなんかちっとも覚えてないが、漢字をある程度書ける日本人としては、手書きさえできればわりとどうにでもなる。 しかも、手書き入力の認識率はかなり高い! ほかの携帯電話がどうなのかは知らんので、比べたわけじゃないけどね。 正直、おいらはネタを買うくらいのつもりでこいつに手を出した。 いや、もっと言ってしまえば、最初はネタにするつもりさえなかった。 質問した相手が悪かったというか(まあ、いつもの黄会長だが…)、どうやらまるで彼は勘違いしたようなのだ。 おいらが彼に言ったのは「日本人は海外メーカーのごく普通の携帯電話に慣れててつまらないから、中国メーカーの面白いヤツを買いたい!」ってことだった。 だが、黄会長はおいらがニセモノを欲しがっていると思い切り勘違いしていたのだ(笑)。 そうして、彼が連れて行ってくれたのは、怪しい携帯電話ばかりを扱っている謎の商場。 ノキアにサムソン、ソニー・エリクソンなど、人気メーカーの商品が「9割引」で売っているという場所だ。 もちろん、本物なんてなにひとつないと言って問題なかろう! とりあえず、これに関してはいまだに使い方がよくわかっていないので(なんせ、本家と同じなのは見かけばかりだしな…)、まあ、使いながらちょこちょこと報告していこう。 おまけに、夜に写真を撮ると上のように光ってしまって、なにがなんだかわからないって理由もある。 さて、こんな話ばかりではなんなので、中国の携帯電話にまつわるまともな話も書いておこう。 外国人が中国の携帯電話番号を取得するときには、プリペイドSIMを買うのが便利だ。 最近では、このプリペイドSIMによって、通信も簡単に行えるようになっている。 おいらは香港に行くことが多いので、チャイナユニコムという会社で出している「中港如意通」というSIMを利用していた。 このカード、香港では香港の番号、中国では中国の番号に自動切り替えしてくれる、ものすごく便利なものだ。 だが、この会社の通信関係はわかりにくくてどうしようもない。 ホームページにもろくな情報がないのだ。 なので、本日、チャイナモバイルの「神州行」というカードを買った。 価格は、75元で50元分の通話料つきだ。 電話番号によって、プレミアムがついていたりするわけだが(タイとかでもそうだよね)おいらは迷わず安いのを買った。 なかには50元で売っている番号もあるらしい。 ほかにも同じ会社の「動感地帯」という通信環境に強いカードもあるが、電話することが多い人は神州行のほうがいいだろう。 それと、リチャージカードも100元分買った。 こっちは、基本的に定価販売なので、いくら値切ってもムダである。 神州行も動感地帯もプリペイド方式なのだが、ある番号にSMSを送信することによって、簡単にネットを使えるようにすることができる。 使う頻度によって1日1元(5MBまで)から1カ月500元(15GBまで)さまざまなプランから選べる(あくまで広東省の話で、場所によって条件は違う)。 http://www.gd.chinamobile.com/easyown/operation/internet/02,52.shtml (右下の「更多詳情」をクリックすると、料金プランが見られる) なお、この料金と通信量については、数カ月もしないうちに更新されるようだ。 つい先日まで、最大の通信使用量は5GBだったのだが、気がつけば3倍増になったという話である。 通信環境については、香港は言うまでもなく、日本のほうがはるかに進んでいるのは事実だが、プリペイドでここまでできるという利便性において、日本はあまりにもどうしようもない。 日本において外国人が困惑するのは、とくにこの携帯電話事情だと言うからね。 プリペイドはあってないようなものだし、GSM方式も使えないし、そのへんだけはどうにかしたほうがいいと思うけどねえ。 おまけに、通話料も非常に格安だ。 とくに国際電話。 こっちの携帯電話から日本にかけたとしても、1分2元なんて世界だ。 日本の携帯電話でローミングさせたら、1分200円以上だったよね? いったいどうなってんだろ、ほんと…。 まあ、日本の携帯電話料金が高いのは、 クソなマスコミによる電波利用料搾取 によるものなので、その点をよく知っておいてもらいたいと思うわけだが(笑)。 というわけで、中国はいろいろうるさいようで、ものすごく自由だ。 携帯電話のカードもそのへんの小汚い商店で売ってるくらいだしね。 まあ、ニセモノ作りはそろそろ卒業したほうが、中国人自身のためでもあるとは思うけどね…。 |
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201002220429 |
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