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![]() 右翼な人も左翼な人も、天皇制賛成論者も反対論者も関係ない。 また、天皇家の裏側についていろいろな指摘があるが、それもいまはどうでもいい。 事実を見てくれ。 日本という国が、天皇家のおかげでどれだけの恩恵を受けているか、ということを。 なお、先に態度を表明しておくが、おいらは現状のままの天皇制維持を願っている国民のひとりだ。 ![]() 天皇家の権威(権力という話ではない)は、世界で見ても絶大なものだ。 少なくとも千数百年に渡り続いている皇室・王室は日本の天皇家以外にはない(どこかで密かに続いているものがなければね)。 あらゆる世界の王家でさえも上座を譲るようなものすごいものであり、それに匹敵するのはせいぜいローマ法王くらいのものだ。 そもそも、人間に階級をつけるのがおかしいという意見はあるかもしれない。 その考えはべつに間違いじゃない。 だが、世界はそう思っていないし、事実、さまざまな影響を与えている。 日本の皇室と他国の王室の間で各種の交流があるが、本当にそれがただの友好関係だと思っているなら愚かなことだ。 こういうことを通じて、日本と各国の外交的関係が非常に豊かなものになっているのは現実である。 ハッキリ言って、王朝を持っていない国が、宮内庁レベルの予算なんぞで同じことは絶対にできない。 日本の天皇家は、いや、天皇家のある日本という国は、各国から見ればまさに羨望の的なのである。 さて、そんななか、中国の次期国家主席と言われている習近平の訪日について、マスコミと自民党が騒ぎ始めている。 天皇陛下への会見に関して、1カ月ルールが破られたからだ。 で、安倍晋三あたりが「天皇陛下の政治利用だ」と大騒ぎしているわけだ。 そもそも、天皇陛下に関する話で民主党を叩くこと自体が政治利用じゃないかとおいらは思うが、まあ、そんな細かいことはどうでもいい。 すでに天皇家は外交などにおいて橋渡しを務められているのは明確な事実であり、いまさら政治利用もなにもないのだ。 仮に、政治利用がダメだというのであれば、1カ月ルールなど関係なく、各国の政治家に一切引き会わせてはならないはずである。 これは、憲法とか法律とかの話をしているわけじゃない。 それが事実なのだからいたしかたあるまい。 ついでに言えば、どうして中国の次期主席候補が天皇陛下に会いたがるのか考えてみればいい。 ものすごく簡単な話で、それだけ箔がつくということだ。 逆の言い方をすれば、これは恩を売ったってことなのだ。 ご存知の通り、中国上層部での権力闘争は激しく、正直、習近平にしてもすんなり主席になれるかどうかはわからない。 だが、天皇陛下に会うというその事実だけで、大きくそれが前進するのだ。 中国人のマインドを考えてみた方がいい。 確かに、騙された方が悪いという考え方はあるが、それはあくまでも外敵や他人に対するものであり、礼儀を尽くしてくれた相手にそれをすることは、むしろ面子を失うことである(江沢民が中国国民にも不人気なのには、そういう理由もあるらしいよ、中国人が言ってたけど)。 日本と日本の皇室が後押しした国家主席は、日本を裏切ることができなくなるわけだ。 だから、日本の国益にしても、日中関係にしても、ぜひともここは天皇陛下との会見をやるべきなのである。 政治利用だとかそんなチャチな話じゃないのだ。 さて、この習近平だが、実は、経歴的には少々怪しい。 そもそもが太子党の出であり、上海閥の中枢にいる人間なのだ。 先日、この習近平に関して、ちょっとした事件があった。 G20の開催中に紛争地域の暴動が起こったときのことだ。 留守を預かっていたのはこの習近平であったが、結局、有効な手段を取ることができず、胡錦濤が慌てて帰国するハメになったのである。 この一件で、習近平は軍の要職から外されることになり、失脚したと見られていたのである。 それが一転して、天皇陛下への謁見が行われることになったわけだ。 胡錦濤の後押しがなければ絶対に実現しない話なので、中国国内の権力闘争になんらかの動きがあったとしか思えないわけである。 以下はおいらの仮説だが、おそらく北京と上海が手打ちしたんだと思うね。 習近平が最初に次期主席候補となったときもそんな話があったわけだが、それでもゴタゴタは続いていたはずだ。 おそらく、そのロードマップが決まったのはごく最近のことだと思う。 それこそ、天皇陛下への謁見を申し込んだ直前くらいじゃないかな。 だからこそ、胡錦濤は小沢一郎にこの件をねじ込んだんだと思うね。 それにはふたつの意味がある。 ひとつは自分のおかげで主席になれるということであり、もうひとつは日本をないがしろにしてはならないという楔の打ち込みだ。 事実、最近の習近平は、日中間の懸案課題であるガス田の話とか、そういう問題を建設的に話し合おうという発言をしている。 かつての上海閥の反日姿勢とはまるで変容しているのだ(まあ、いまのところ様子見ではあるがね)。 というわけで、胡錦濤と小沢一郎というのは、いろいろと共闘している部分があるとおいらは思うね(たぶん、そのほかにもいろんな密約があるだろうが、そんなもんは外交の常識も常識だ)。 で、あくまでもそれが正しいければだけど、これは中国国内だけの話じゃなくて、世界権力にも関わってくる可能性がある。 要するに、デービッド・ロックフェラーのようなCIA・戦争・麻薬利権どっぷりの輩が、中国から見捨てられたかもしれないわけだ。 だとすれば、最近放置しっぱなしだった自民党を担ぎ上げてまでマスコミが騒ぐ理由もわかりやすい。 売国元総理のダメ息子が、自衛隊基地ツアーなんか始めたのも無関係ではなさそうだ。 まあ、それが正しいかどうかはわからないけど、そんなに的はずれな分析でもないと思うよ。 実際、日中関係はいい方向に向かってきているわけだしね。 というわけで、これまた繰り返すが、危険なのは中国バブルに対する攻撃であり、日中に対するさまざまなテロ攻撃である。 経済においては、危険とされているのは明日だ。 ドバイ・ショックがらみで、債券の償還日が明日であるそうな。 連中、追い込まれたらなにをしでかすかわからないので、念のため。 さて、最初の話に戻るが、事実関係を冷静に見ていけば、天皇陛下および天皇家というものは、我々国民を守り、さまざまな恩恵を与えてくださっている存在だとおいらは思う。 天皇家のあるこの国に生まれてよかったと、素直に喜ぼうじゃないか。 皇室廃止論者のなかには、都内の一等地を緑のあふれる住宅にしろなんて言ってるヤツらもいるけどさ、どうせ例によって外資が入り込んでめちゃくちゃにするだけだし、あの連中はその後押しをしているか、ただのバカのどっちかだろう。 そんなくだらない理由でなくせるようなものじゃないとおいらは思うね。 みんなそれぞれ考えはあるんだろうけどさ、もう一度、我々の皇室というものを、じっくり考えてみたらどうかな。 |
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200912140922 |
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