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膨れ上がりすぎなハゲタカマネー
レバレッジ

ちょっといろいろ仕事で引っかかっていたので、久しぶりの更新となった。
最近、見に来てくれる人が増えているのに、まことに申し訳ない。

さて、「Walk in the Spirit」さんを見ていたら、かなり気になるものを見つけたので、その話をちょこっと。




http://plaza.rakuten.co.jp/555yj/diary/200912090000/

ものすごく簡単に言えば、ハゲタカ連中のカネがものすごい膨張をしているということであり、そこへの資金供給が止まれば「Game Over」になるということだ。

そこからの転載なのだが、上の画像を見てもらいたい(クリックで拡大する)。
世界の主要商業銀行の、総資産(TOTAL ASSETS)とデリバティブ保有額(TOTAL DERIVATIVES)を表わしたものだ。

注目すべきはゴールドマン・サックスだろうね。
上記ふたつのバランスがメチャクチャもいいところだ。
レバレッジ(つまりは原資産に対する膨張率)は3万%以上、要するにレバレッジ300倍超ってことだ。
投資・投機関連をやっている人間なら、これの意味はよくわかるだろう。

実は気になるのはそれだけではない。
下のほうに出ているのだが、デリバティブ保有額上位25行の平均レバレッジは約2638%、つまり26倍くらい。
どこまでが統計に入っているのかはわからないが、それ以下の銀行ではたった15.8%である。

つまり、上位に位置する連中が問題だってことだ。
そんなにカネなんかないのに、どんどん膨らませたカネをデリバティブ市場に放り込み、バブルを呼び起こしているということだ。

そこにカネが入ってこなくなれば、こいつらは豪快に吹っ飛ぶことになる。
だが、それだけじゃない。
一緒に吹っ飛ばされるのは我々一般庶民も同じというか、むしろもっと悲惨なことになるわけだ。

念のために言っておくが、こんなどうしようもない状態にあるのを、必死に大丈夫だと言ってごまかしていたのが最近の景気回復詐欺なのだ。
実際の情勢は、サブプライム発覚当時なんぞお話にならない危険なことになってきている。

先日のドバイ・ショックのような出来事がこれから立て続けに起こるはずだ。
結局のところ、バブルが発生するのも崩壊するのも、カネを右から左に流している連中の思惑ひとつである。
信用不安なんて言われているものは、こいつらのカネの行き場所がないという意味でしかない。

そのとき、最後の安全資産とはなにか、ということになるわけだ。
日本か? 中国か? 金か?
いや、そのいずれでもない。
最後に向かう先はエネルギーや食糧、水であり、それらを潤沢に得ることができる土地である。

で、それも実は自然発生のことではない、ということを知っておくべきだ。

この世の中には、カネという観点で考えると3種類の人間がいる。
カネにしがみついてカネの奴隷になっている人間、つまり我々一般庶民。
カネを転がしてカネを膨らませることばかり考えている富裕層。
そして、そのカネをただの道具だと考え、世界中の富を奪い取ろうとしている支配層だ。

もう何度も書いてきたことなので、多くは書かない。
追加で書くべきことはと言えば、上述したようなとんでもないカネの膨張は、支配層が銀行を通じて故意に引き起こしていたことである可能性が高いということだ。
最後には、現存する通貨などなんの意味も持たなくなり、本物の富はみな国際金融資本が握っている状態に陥り、生殺与奪のなにもかもを連中に握られることになりかねないってことだ。

カネを持ってる人間は、本来ならそれを考えて先手を打つべきなんだけどね。
おいらは小金はどうでもいいと思っているが、大金はマジで欲しい。
なぜなら、少なくともこの数年のうちであれば、日本でやるか海外でやるかはべつにして、大金を投じて、本物の自然共生社会を少しずつ作っていくことができるはずだからだ。

バカげた金の亡者どもや、それに操られているマスコミなんぞに騙されている場合ではない。
こんな時代が長く続くわけがない。
我々はさっさと次の時代を見込んで動かなきゃならないのだ。


別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:2 | トラックバック:0
200912101849
<<日本を「日本人から」守れ!(笑) | やっぱり、毎日がけっぷち | 東京でなにかが起こる?>>
この記事のコメント
 
Swap
200912110918
GSの内容を見るとSwapが膨大な残高になっていますね。Swapのターンテーブルになっているのでしょう。
これ自体は仲介による利鞘稼ぎですから美味い商売なのですが、どちらかの出し手に破綻が有れば、GSがまともにその損失を食らいます。
又、恐らく、Swapの受け手にもなっていることでしょうから、その場合も同様ですね。
この役目は絶大な信用力がなければ出来ません。
一旦、不安視される様な事態になれば、継続は不可能になります。
金融収縮の時代です。更に、サブプライムの闇は深く、その仕組み債の中にどんな形態で何%サブプライムが含まれているか判りません。従って、流通市場で売買される事は有り得ず、所有する銀行等は、毎期デェフォルト率に怯え続ける事になるのでしょう。一説に拠れば、100%サブプライムであろうが、過去のデェフォルト率から格付け会社は最上格を付けたとも言います。
乗り越えねばならない厳しい峰がまだまだ、二山も三山も有るでしょうね。
2009-12-11 Fri | URL | S.K #-[ 内容変更]

 
>S.Kさん
200912120030
GSという企業の性格を考えると、スワップのターンテーブルというのは、まさにそのとおりでしょうね。

サブプライムもそうですが、それ以上にヤバい商業不動産やらクレジットカードやらのバブルもあります。
今後はさらにとんでもないことになるでしょう。
いまは、本来の姿を必死に隠しているだけなんでしょうね。

私は、この金融危機でGSさえも危機に陥っているというよりも、積極的に世界経済を追い詰める役目を果たしているのがこのGSなんだと考えています。
2009-12-12 Sat | URL | がけっぷち社長 #-[ 内容変更]

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