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北朝鮮のようなことは、今後世界中で起こるよ
紙くず

北朝鮮がまたアホなことをやってるらしいね。
内外に一切の事前通告なしで100対1のデノミ
ただ、旧札は12月6日すぎたら使うことが犯罪になるようだし、10万だか15万ウォンだかの交換上限額もあるそうだから、事実上の強制両替ってことだな。

まあ、やってることはあまりにもアホとしか言いようがないのだが、これを北朝鮮だけの特別な事情と思っているなら大きな間違いだと思うね。
こういう行動に出るかどうかはべつとして、今後、同じような状態に立たされる国が多く出てくるのは間違いない。




いま、世界には4つのタイプの国がある。

インフレを世界にまき散らしている国(アメリカ、中国、欧州)
インフレと戦い始めた国(オーストラリア、スウェーデン)
インフレの悪影響をもろかぶりな国(そのほかの新興国)
インフレの影響がほとんどない国(日本)

どういうことかと言えば、アメリカなどがものすごい量の通貨を世界にバラまいていることで、世界がとんでもないインフレになっているということだ。
そうして、基軸通貨であるドルの減価が進んでいる。
国際取引にはドルを使うしかないので、どの国も自国通貨を売り、ドルを入手する形で物資を購入するわけだ。
だが、ハゲタカどもがインフレドルを資源や穀物などのマーケットにぶち込み、とんでもない物価高を招いているので、各国は大量のドルを必要とするわけである。
そうして、自国もまたインフレが進行するわけだ。

このままではまずいということで、世界では基軸通貨を変えようとしている。
その最大の候補となっているのが、IMFが出している特別引き出し権(SDR)というものであり、実際には通貨そのものではないが、ドル、ユーロ、ポンド、円の4つをバスケット化したものだ。

ところが、これに関しても大きな問題がある。
このSDRを使って、世界に通貨の流動性の確保(通貨の交換を円滑にして、貿易を止めないようにすること)を狙うのはまだいい。
しかし、実際には、IMFは通貨をSDRに交換したのではなく、各国に配るという行為に踏み切ったのだ。

これがどういうことかと言えば、通貨の新規発行を行なったのと同じであり、さらに世界はインフレになったということである。
その配布先が経済基盤の弱い国だけであればよかったが、実際にこれをもっとも多く受け取ったのはアメリカなのだ。

実は、これの目的は、ドルの買い支えであって、破綻の先送りであると言われている。
このSDRを使って、ドルの買い支えを行なうということだ。
そのために、世界はさらなるインフレに見舞われることになったのである。

そうなってくると、今度は世界は地域における主要通貨に頼ろうとする。
その対象になったのが、ユーロであって人民元だ。
ちなみに、日本円も国際取引に使用されているが、発行量が少ないので、あくまでも対アジア貿易決済のみであり、一般に使用されている外貨という扱いにはなっていない。

ところがである。
このユーロや人民元もまた、通貨安を狙い、インフレ化を加速しているものであるわけだ。
そのため、新興国や途上国においては、いかなる通貨を使用したところで止まらないインフレに悩まされている。
今後もこの影響はさらに深刻なものになるだろう。

北朝鮮もまた、世界的インフレの影響を受けている。
それに加えて、国内の経済政策の失敗や、日本による数々の制裁行為が響き、すでにウォンの価値などあってないようなものになっている。
ここ数年で、ウォンを基準にした物価は数十倍に膨れ上がっているそうだ。

ちなみに、北朝鮮ウォンとはどれくらいの価値があるのだろうか?
事実上、存在の意味がない公定レートは無視して、最近の闇レートを調べると、1ドル=3000ウォンくらいである。
つまり、今回の強制両替における上限の10万ウォンとは、およそ33ドル=225人民元=2867円であるわけだ。
これを超えたカネは、北朝鮮ウォンで持っている限りは全部紙くずということである。

北朝鮮では、数年前から部分的に市場経済を導入している。
国民市場と呼ばれる自由市場であって、国民の消費の約8割を占めると推定されている。
市場原理が働くこともあって、物資の不足している北朝鮮では、物価は急上昇した。
米の価格は、1キロ150ウォン程度だったのが2500ウォンにも上がったと言われている。
この考え方で言えば、10万ウォンで買えるのは、米40キロ程度ということだ。

これにより、一部の国民が大儲けしているという話もある。
それをみんな吐き出させるのが今回の強制両替の目的ではないかという話もあるくらいだ。

だが、おいらはちょっと違う見方をしている。
儲けている人間は、おそらくドルや人民元などの外貨である程度を保有しているはずだ。
これだけインフレが進行しているなか、ウォンで保有することはまず考えられない。

むしろ、これはカネを減らす策ではないかと思われる。
どういう計算でそうなったのかはわからないが、1世帯あたり米40キロ程度に釣り合う通貨+今後の給金というレベルにまで、通貨流通量を引き絞ろうということなのだろう。
ハイパーデフレ政策ということだ。

だが、これは間違いなく自分の首を絞めることになるね。
もとよりないに等しい通貨への信頼がこれでゼロになったと言える。
外資をデノミ後の北朝鮮ウォンと交換しようとは誰も思わないだろう。
闇両替が残るにしても、レートはありえないくらいに引き上げられるだろうし、物資を中国などから買うことも難しくなり、さらなる物資不足と価格高騰を呼び込むことになるだろう。
人為的なスタグフレーションの発生は間違いない。

すでに北朝鮮国内では、商品価格を決めることもできず、商店が営業停止中なんて話もある。
もはやどうにもならんだろうな。
さすがに北朝鮮も持たないんじゃなかろうか。
そうなると、悲惨な目に遭いそうなのは、韓国と中国であるが、日本もまったく無関係というわけにはいかんだろうね。

みんなものすごく勘違いしているが、中朝は常に緊張状態にあるわけで、いつドンパチが始まってもおかしくない。
先日もサリン騒動があったくらいだしな。

つい最近、ドンパチがあったばかりの韓国も似たようなものだ。
意外と知られていないが、韓国軍の仮想敵は、日本でもロシアでも中国でもないし、実は北朝鮮そのものでもない。
「北朝鮮の体制崩壊」こそが韓国軍最大の敵なのだ。

なんにしても、しばらく目が離せそうにないね。
ほんと、アホなことばかりやってるよな。

さすがに他国がこれと同じような愚かなことはやらんと思うが、どこもかしこもこの世界的インフレによって追い込まれているのは事実だ。
そんな流れに無縁でいられるのは我が国くらいのものだろう。
これは、運がよかったわけでもなんでもなくて、これだけのことがあっても動じない、ものすごい経済基盤と安定した社会があるからである。

いまの疲弊状況は、バブルで踊っていた世界という客を失ってしまったからであって、国内を整備すればまたいくらでも安定するはずだ。
だが、時期を逃せば、物資不足からくる通貨の信用失墜という、北朝鮮と同じような状態になりかねないのもまた事実である。
さっさとそれに気づいて行動に移すべきだろう。


別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:2 | トラックバック:0
200912021311
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この記事のコメント
 
200912021800
一度でも痛い目見たら次には備えられるのが日本人の美徳…だと僕は思ってます
しかし北朝鮮は一般の人らがほんと悲惨だなぁ…
犬食べるとかは聞いたことあるけど本当に人食べちゃってる地域とかあるんじゃなかろうか
2009-12-02 Wed | URL | #-[ 内容変更]

 
>名なしさん
200912022142
赤ん坊を食べて捕まったなんて話もあるようですからね…。
本当に悲惨もいいところです。

でも、今度はさすがに持たないんじゃないか、そんな気がしますよ。
2009-12-02 Wed | URL | がけっぷち社長 #-[ 内容変更]

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