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要するに需給ギャップを埋めりゃいいってことだろ
派遣村

関係ないけど、派遣村ってなんか楽しそうだよね。
なんて言うと怒られるかもしれんけどさ、おいら自身、何年もの間その日暮らしをしてきた「その道のプロ」(?)だもの。
マスコミが必死に「派遣村ヒステリー」を振りまいているが、おいらに言わせりゃ騒ぐようなことでもなんでもないと思ってるくらいだ。
むしろ、日本に助け合いの精神が残っていたことを喜ぶべきだと思うけどね(バックにいろいろ怪しいのがいるのはともかくとしてな)。

派遣村の実態は知らないのでなんとも言えないが「みんなで頑張って生き抜こうぜ!」って雰囲気だったとすれば、そういうのっていいなあと思ってしまう。
まあ、現実はそんなもんじゃないんだろうけどね…。




そりゃそうと本題。
「船井幸雄.com」に出ている朝倉慶氏のコラムがなかなか秀逸なので、ぜひとも紹介したい。
ただ、後でわかると思うが、おいらはこの話をすべて認めているわけではない。

http://www.funaiyukio.com/money2/index_0911.asp

そうなのだ。
ものすごく簡単なことなんだが、日本の問題は、需要がないのに供給を増やし続けていたという、需給ギャップにある。
その額は40兆円というから、日本のGDPの1割弱にもおよぶわけだ。

で、そこに思い切り答えが書いてあるが、これが埋まらない最大の理由は、消費大国としてのアメリカの没落だ。
つまり、客がいないから売れない、ただそれだけのことなのである。

日本のこれまでの経済政策は、その供給の部分にばかり焦点が当てられていた。
大企業を徹底的に支援する方策だ。
だけど、考えてみればわかることだが、これはアメリカのような外需があって初めて成り立つものであって、それがなくなったとたんに音を立てて崩れることになる。
それがまさに現在の日本なわけだ。

そして、このへんの問題があるから、日本ではこういう意見が聞こえてくる。
日本はもはや外需頼り、輸出頼りでなければやっていけないから、なんとしても円安に誘導して、国際競争力を高めなければならない、というヤツだ。

これがそもそもおかしなことなんだけどね。
ちょっと考えてみればすぐにわかる。
日本と新興国には、まだまだ経済力や技術力に大きな差があるのが現実で、逆に言えば、新興国の最大の売りは「安さ」だ。
つまりは価格勝負をしようということであって、日本全体がさらなるコスト削減に向かわされるわけだ。

となれば、当然のように日本は雇用を減らさなければならないし、給料も安くしなければならないことになる。
みんな企業の奴隷になれってことだ。
日本が世界の競争に勝てるかもしれないが、日本人はそのためのガマンを強いられるだけで、誰も幸福にならないのだ。

これね、郵政なんかと同じような話なんだよね。
マスコミや売国奴竹中なんぞは「収益が上がった!」なんて喧伝しているわけだが、一般の日本人からすれば「それがどうした?」って話だろ。
いまは国家の持ち物だからまだいいけど、それが誰かの私物になったとたん、日本に入ってくるのはわずかな税金だけだ。
そんなことより、日本中に便利な郵便局ネットワークがあることのほうがよほど日本人の利益なわけだ。
カネも盗まれないしな。

話を戻そう。
日本人が必死にガマンして、海外へ安く輸出できる環境を作ったとする。
で、そこに客がいるのか? という話になるだろう。

現実の話をしようじゃないか。
あれだけカネを使っているアメリカだが、失業率は高止まりしている上に、社会不安が問題になってきている。
そもそも、あの公金投入は、金融機関に国民のカネをくれてやり、さらなる横暴を働かせるように仕向けているドロボウのような行為だ。
データ上の数字、つまりは株価とかそういうものが良化するだけで、実態はむしろ最悪に向かうようにできている。
おまけに「後づけ工作」のドバイショックなんぞが演出されてるし、今後もいろいろ出てきて、ますます危険なことになるだろうね。

だいたい、そのカネが国民にまわらないようになってるんだからどうにもしようがあるまい。
アメリカじゃフードスタンプなんて食料支援策も始まっているし、こう言っちゃなんだが、国がまるごと派遣村状態にあるのだ。

ほかの国はさらに深刻だ。
昨年末も大量の餓死者や凍死者が出たらしいが、いまもインフレマネーがエネルギーに集中して、どんどん価格が上昇しているのだから、へたをすれば去年の比ではないかもわからない。

元気な新興国だって、旺盛な消費を行なえるのはごく一部の富裕層だけだ。
そればかりか、米中の通貨安戦争に巻き込まれて、為替介入を頻発するよりなくなり、外貨準備が枯渇しそうな国までも現われてきている。

そんな状態で、どうやって外需に頼れと?

世界は出口戦略、でも日本は取り残されて危険、というのがマスコミの論調だわね。
だから日本は国際競争力をつける方向にしなければならないってのもそうだし、中国や韓国が輸出好調ってのもそうだろうな。

むしろ、おいらは逆に考えるけどな。
日本人を奴隷にしたいから、決して庶民を裕福にしたくないから、そういうデマをバラまいてるんじゃないかと思うわけだ。

さて、上で紹介した朝倉氏は、この日本のデフレと40兆の需給ギャップの解決策について「残念ながらない」としている。
その根拠として挙げているのが「財政破綻」であって、それに伴って引き起こされる「想像を絶するインフレ」だと言うわけだ。

その部分については、おいらは明確に否定する。
まず、需給ギャップの話を言えば、需要がないのは「日本人にカネがない」からであって、それ以外のなにものでもないからだ。

よく、日本はすでに成熟してしまい、新興国のように買うものがない、ということを言う人がいる。
そりゃね、今後の伸びを先取りすればそういうことになるだろうな。
でもさ、いまある現実はどうなんだろうね?

日本のGDPのうち、民間最終消費支出というものに注目したい。
これは内訳の最大を占めるものであって、約280兆円もある。
世界の総GDPと比較すると、その5%にもなるわけだ。

ちなみに世界の人口は約68億人と推測されているので、日本人の比率は2%に満たない。
その2%で、世界の5%の消費を行なっているのだ。
実は、日本はアメリカほど異常じゃないだけで、世界から見ればとてつもない消費大国だと言えるわけだ。

逆の言い方をしようか。
日本がガマンするよりも、さっさと需要を喚起したほうがいいってことだ。

で、その需要を作り出すにはどうすればいいかという話だ。
そこは、ハッキリ言ってデータなんかどうでもいい話であって、日本人の精神論の部分だろう。
「いまそこにカネがあること」だけでは不足で「将来が安心であること」が必要なわけだ。
つまり、前にも書いたように、さっさと300万人でも400万人でも、国家が人間を雇ってしまえということである。

そういうことを言うと「そんなムダなことを!」という話が聞こえてくる。
ていうか、すでにそういうメールもいただいた。
雇って遊ばせておくのか、という意見が多かったな。

言いたくないけど、そういうことを言ってる人はさ、近視眼的にすぎるよ。
日本はすでになにもかも環境が整ってて、これ以上、国家がやるべきことなんてないと思ってるかもしれないが、ものすごい数の課題がそこにあるのだ。
それこそ、採算度外視でやらねばならないようなことが山ほどね。

米が余ってるのに、農業なんかやらんでもいい、という意見があった。
農作物は米だけじゃないぞってのも言いたいが、それは枝葉の話。
世界的にハゲタカどもがインフレを巻き起こし「カネへの信用失墜」と「資源やエネルギーの高騰」を生み出しているいま、今後も同じように食糧を世界から買えると思うことがそもそも間違ってる。

食糧ってのは、人間にとって絶対に欠かせないものだ。
だから、逆に言えば、こいつを押さえることによって、人間も国家もいくらでも統治できるのだよ。

「そんな世迷い言を!」とか思考停止する前に聞いてくれ。
いま、いいかげんな自殺種子とそれとセットにして使う化学肥料を売りまくってるモンサントってろくでもないヤツが世界で暴れている。
日本も例外じゃなくて、一部を除いて、ほとんどの種子メーカーがこいつらに乗っ取られてしまったのだよ。

さらに、穀物メジャーってヤツらがいる。
カーギルがあまりにも有名だが、こいつらやってきたことは、世界で食糧ダンピングを行ない、地元の生産基盤を破壊することだ。
作っても食っていけないからやめちまう、というわけさ。

で、食糧のすべてがこいつらに握られちまう。
そうなりゃ、誰もこいつらに逆らえないわけさ。
なにゆえ、ヨーロッパであれだけ食糧自給率が上がっているのか、また、世界の農地を買い占めているのか、ちょっと考えてみればわかる。

だからね、どんなにカネをつぎ込もうと、農業というか食糧自給政策はやらねばならないことなんだよ。

ちょっと財政破綻とハイパーインフレの話をしようか。
何度も言うようだが、国家財政なんてのは、海外にカネを借りてない状態なら、単なる数字であって、これが1000兆になろうが1京になろうがどうでもいい。
インフレが怖いという話があるが、そもそもムチャクチャなデフレの状態だし、日銀に無利子で引き受けさせて死蔵しておけば、流通もしないのだから大した影響もないのだ。

企業だって円安を求めているわけだから、それならどんどんマネーサプライを増やしていけばいい。
で、前にも書いたが、マネーサプライを増やすためには、日銀の量的緩和だけではダメで、使うように仕向けなきゃならない。
だから、公共事業が必要なのだ。

何度も言うようだが、財政問題なんぞは幻でしかない。
日銀と銀行をねじ伏せればどうにでもなる話だ。
その筋の連中が抵抗するためにぶち上げてるだけで、日本人はこの問題にあまりにも過敏すぎるというか、すっかり洗脳されて、自分の首を締めているだけなのだ。

さて、これから、すごいムチャクチャなことを書く。

いま書いた「財政破綻なんか絶対ねえよ論」が間違いで、本当に日本にハイパーインフレが起こったと仮定する。
理由はなんでもいい。
とにかく、そういう状態になったことを想像してみてくれ。
そのとき、あなたならなにをするか、って話だ。

当たり前すぎてバカバカしいが、食糧だとか灯油だとか、そういうものを確保しようとしないか?
とにかく、生きのびるために、なんでもやるんじゃないか?
そりゃ、日本でも農家の襲撃とかガソリンスタンド暴動とかそんな事態が起こるだろうね。
で、そんな状態になっちまったら、日本は世界からなにもものが買えない状態になるわけだ。
それこそ、日本中が戦前から戦後にかけての東北のような惨状になるだろうね。

なにが言いたいかわかったろ?
ほんとにハイパーインフレを信じているのなら、さっさと日本を自力で食っていける国に変えようって提案も同時にしているはずなのだ(それをやっている人はもちろんおいらだけじゃない)。
これは議論の両輪であって、片方だけで済ませられる話ではないのだ。

悪いけどね、これが学者先生たちの限界なんだよ。
机上の理論ばかりで、現実が見えてないのだ。
数字なんかどうでもいいのだ。
株価なんてまるで関係ないし、市場の動向だの思惑だのってのも、実体経済とはまるで無縁のものだ。

ていうか、なかにはもっと悪質なヤツが混じっているとおいらは思うね。
日本に対して、日本人を幸福にする行動を取らせず、叩き潰してすべてを奪い取ることを考えている連中、もしくはその手先もかなりいるはずだ。

ただね、この朝倉氏の場合は、最後にいいことを言ってるなと思うわけさ。
助け合いの精神が必要なのは事実だし「お金が稼げなくなったら終わりという考えを捨てるべき」ってのも完全に同意だ。
これから非常に悪い時代が来るので、なんとかみんなで乗り切ろう、という部分も、多くの似非エコノミストが認めない重要な考え方だ。

だけど、それじゃ不足なんだよ。
みんなでなにをどうやって助け合うわけ?
で、その準備はなんかされてるわけ?
ここが現場主義のおいらにとってはもっとも重要な部分だと思うのだ。

よって、おいらは逆の言い方をさせてもらう。
財政が危険なのではなく、カネを使わないことがリスクなのだと。

だいたいね、前にも書いているように、財政破綻で日本がハイパーインフレになることはないが、「外資に国債を握られる」もしくは「世界的物資不足」のどちらかによって起こる可能性は否定していない。
むしろそれが最大のリスクだ。

前者は亀井大臣の郵政改革でどうにかストップがかかりそうだが、問題は後者のほうなのさ。

だから、今後、日本円がどうなろうと、日本はいまカネを使って、国民にこれらの大事な仕事をさせつつ、食わせて消費させる以外の選択肢は存在しないのだよ。
そうすりゃ、需給ギャップだって埋まっていくし、税収だって増えていくのだ。
こう言っちゃなんだが、金持ちにとっても、ビジネスの客が増えるのだから、ものすごくいいことではないか。
なんでこんな簡単なことがわからないかな、という話だ。

こんなことね、やれるのは日本くらいのものだよ。
みんな騙されているが、本当はとてつもなく余裕のある国なのだ。
借金だらけのアメリカがやれば本当に財政破綻する。
社会不安を抱える中国では、へたに庶民を裕福にしてしまえば国が持たずに北斗の拳状態だ。
で、そのほかの国には、そもそも財政に余裕がないわけさ。

日本人も、学者も、政治家も、頼むからもっと現実をフラットに見て分析してくれ。
本当に心の底からお願い申し上げたい。


別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:4 | トラックバック:0
200911291911
<<田原総一朗問題に火がついたか? | やっぱり、毎日がけっぷち | 田原総一朗は言った!(正式版)>>
この記事のコメント
 
200911292247
米粉パンはもちもちで美味しいです。
米油石鹸はお肌すべすべ。
米ぬかマッサージでさらにすべすべ。
米油天ぷらでサクサク。
米油ディーゼル。

「秋田美人創生計画」
2009-11-29 Sun | URL | きのこ #s5RVRKAk[ 内容変更]

 
>きのこさん
200911300654
そうか、秋田美人ってのは米にも関係あるんですな。
って、そういうわけじゃないか。

なんにしても、自然が一番ってことですな。
2009-11-30 Mon | URL | がけっぷち社長 #-[ 内容変更]

 
200911301857
畜産も輸入飼料に依存している現状では、日本は米の生産に注力して支えていくしかなさそうですね。食料安全保障の観点からすると、やはり特定品目に対する農業保護は最低限必要かと思います。
食料難時代に頼れるのは他国ではなく自国だけですからね。
 
2009-11-30 Mon | URL | ココ #-[ 内容変更]

 
>ココさん
200911302350
> 食料難時代に頼れるのは他国ではなく自国だけですからね。

ほんと、そういうことですよね。
本当に飢えないとわからないのかもしれんです。
そのときには遅いのに…。
2009-11-30 Mon | URL | がけっぷち社長 #-[ 内容変更]

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