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![]() ついさっき、飯山一郎先生とSkype通話をやってみた。 下記の記事を見て、いろいろ聞いてみたいなと思ったんだよね。 http://www.geocities.jp/o118016/index.html#ws1127 残念ながら、先生は多忙なので、本題に入る前に終わってしまったのだけど、またそのうち聞いてみればいいかな。 で、おいらがものすごく言いたいのは、一番大事なことはなにか、という話である。 ![]() ちょっとだけホームページから引用。 ----- 私は,この市議サン達に悪臭を解消する方法を,悪臭ゼロの養豚場で説明した. ほぼ全員が私の理論を納得したようなので,「質問はありませんか?」と訊いた. 2名の市議から質問があった. 「悪臭が解消した過程で,臭気測定などのデータは取ったか?」 私は, 「私の学問はデータを重視する理論ではありません.実践科学です.」 とか…, 「鉄の錆び方やクモの巣などに,臭気が解消していった経過が残っています.」 と私の方法論を説明していると,2名の市議が,吐き捨てるように言った. 「話にならない!」 「うん,話にならない!」 “見学”に来た者にしては,まことに無礼な物言いである. ----- あることをやってみたら、いい結果が出た。 そして、それは単なる偶然ではなくて、再現できることである。 ということは、この時点でひとつの技術が完成したと言えるわけだ。 いくら技術ができたといっても、それに実用性がないのなら意味はないだろう。 だが、飯山先生は、すでに地元の志布志市で悪臭問題を解決している実績まである。 これにイチャモンつけてなんになるんだろうね? ほかの詐欺まがいの業者が出てきて、ムダな税金を使うことになるんじゃないかと、飯山先生は忠告している。 おいらとしては、さらにもうひとつの裏にある疑惑を指摘したい。 結局、これらは利権にまつわる話であって、この技術が優れているとか効果があるとかってことは関係なく、「お話にならない」という結論を導くための視察だったんじゃないかと思うわけだ。 へたをすれば、その無礼な2名の市議には、そういう業者の裏があるんじゃないかと疑う根拠があると思うんだよね。 前から何度も書いていることだが、おいらは利権というものを否定するつもりはないし、そもそも利権のない社会なんてものは幻想だと思っている。 だが、市民のひとりひとりの利権屋だという考え方に立つとちょっと違う見方ができるよね。 早い話、こういうちっちゃな利権にしがみついている議員から、市民が利権を奪い取ることを真剣に考えて行動しなきゃいかんってことだ。 さて、こういう連中がよく利用するのが「データ」というものである。 経済学者にしても、政治評論家にしても、科学者にしても、みんなこれを振りかざしているわけだ。 そのなかでももっとも顕著なのが、写真にも載せている「ウォール街」のヤツらではないかね? こいつらがやってきたことは、経済工学なる、なにやらよくわからない学問をたてにして、人からカネを巻き上げる行為だ。 その理論には大きなポイントがふたつある。 「価値の創造」と「利益の先取り」だ。 価値の創造というのは、無価値なものや危険なものを、安全な商品に変えてしまうマジックである。 たとえば、サブプライム証券なんてその最たるものだろう。 これをどのように作っていたかと言えば、山のように低信用の住宅ローン債権をかき集め、ひとつにまとめることから始まっている。 そして、貸し倒れ率のような「データ」を駆使して、そのなかでまともそうな上澄みと底に溜まった不良の部分を切り分けるのだ。 で、貸し倒れに至るリスクの高い部分は排除したから「これは安心の商品だ!」と定義して売りまくったのである。 そして、利益の先取りだ。 これは新興国などに対する投資を見ていればよくわかる。 たとえば、これから消費も伸びるし、人口も多いから、もっと大きなマーケットがそこにできるのは間違いないとデータを並べたて、不動産だの企業だのに山のようなカネを放り込むわけだ。 同時にさまざまな情報を出して、多くの人間のカネをそこに集めるようにする。 だけどね、ふたを開けてみれば、そこは経済成長の途中段階なのだ。 どんどん大きくなっていく予測があるだけで、実際に大きくなったわけじゃない。 金の卵を産むニワトリを買っているのではなくて、将来そうなるかもしれないヒヨコとか、へたをすれば卵を買っているようなものだ。 それが悲惨なギャップを起こすことがある。 一般庶民の生活は大して変わってないのに、なぜか地価が上がり、ビルが建ち並び、なにやら外国人を含めた金持ちがそこで人生を謳歌しているという状態だ。 そういう実際に起きている「事象」こそが問題なわけだが、データに惑わされた連中から、さらに山のようなカネが押し寄せてくる。 それは、言ってみれば、国民の将来の富であって、これから地道に積み上げていくものだったはずだ。 だが、その時点で「ピーク」を作り出してしまうことが、こういう理論で儲けたい連中にとって重要なことなのである。 そういうデータ理論っていうのは、なにかを目論んでる連中しか結果の知りようのないものだ。 そして、このように破綻するもの(させられるもの)も存在する。 事象を無視して、なにやら作られたデータなんぞを信じたがために、みんなが不幸になるわけだ。 こういう事実を見ないでものを語っている連中なんぞは、絶対に信用しちゃならんということだ。 経済にしても技術にしても、これはみんな同じことだと思うね。 さて、このように技術での成果が出ているにも関わらず、酷いことになっている例はほかにもある。 たとえば、常温固体核融合の話だろうね。 http://richardkoshimizu.at.webry.info/200911/article_28.html これもみんな利権という見方で説明できるわけだ。 民主党の基本路線はいいにしても、彼らは原子力利権に近い連中が多いのでね。 だから、結果の出ている「まっとうな技術」を無視し、海のものとも山のものともつかない「やたらカネのかかる研究」を優先させるわけだ。 我々は、国民という名の利権屋にならなきゃいかんでしょ。 で、政府を国民全体の利権に振り向けるようにしないとね。 なんて書いていたら、飯山一郎先生からアクセスがきた。 後でまたお時間をいただいてみよう。 ちなみに、おいらもたまにSkype使っているので、話がしてみたければどうぞ。 コンタクト名は「kagiwo」である。 |
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200911282107 |
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