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![]() ちょっと前の映画だけど「エンロン」というのがあった。 アメリカ最大級のエネルギー企業、その実態はただの虚業集団の、あまりにありえない詐欺行為と破綻に関するドキュメントだ。 その後に起こった数々の金融破綻も、実はこのエンロンとまるで変わらないというか、似たようなことを繰り返しているだけだ。 その当時からいくらでも我々は危機の予兆を知ることができたはずなんだけどね。 誰に話しても相手にすらしてもらえなかったけどな…。 ![]() さて、とうとうドル円が87円を割れた。 なんと14年ぶりの出来事である。 この後もどうなるかわからない。 すぐにドルが崩壊する、アメリカが終わる、ということはないにしても、非常に不気味な動きだ。 金融危機というものは、さまざまな粉飾でキレイに見せた船に飛び乗った人を、置いてきぼりにして沈めてしまうような行為だ。 だから、そのときどきでメディアが賞賛しているようなものほど危険なのだ。 アメリカの住宅バブルのときのサブプライム証券だってそうだし、リーマン・ブラザーズのような外資系投資銀行だってそうだ。 そして、いまは、すでに危機を脱したと宣伝されている世界経済そのものが、おいらは怖くて怖くてしょうがない。 最近持ち上げられている、金だとか中国などの新興国マーケットなど、本当になにが起こるかわからないものもたくさんある。 ほんと、これからどうなるんだろうね? いまのドル安は単なるマネーゲームの一環で、また数字が戻るのだろうか? それとも、本格的な破綻の始まりなのか? どちらにしても言えることは、これからはカネというものの意味が大きく変わる時代が来るかもしれないということで、物資や資源の不足によって食い詰める明日が押し寄せてくるかもわからないということだ。 そんなときでも、焦らず騒がず、たんたんとイモでも育てていられるような、そういう人間になりたいものだ。 おいらは私利私欲の権化であって、おまけにナマケモノだから、そんなことができるかどうかわからんのだけどな。 |
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200911261910 |
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