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中国は国民にカネを使わせる政策を取っている
と、日本にあんまり関係なさそうなタイトルだが、実は思い切りある。
ここに、デフレ脱却と景気回復への大きなヒントがあるからだ。

さて、思い切りタイトルのとおりなのだが、中国では、単純に政府がカネを出すだけではなく、そのカネを使うように仕向ける努力をしている。
たとえば、国営企業にカネをつぎ込むと同時に「自動車を買え!」などと命令しているという話があるのだ。
これぞ、世界一の自動車マーケットの知られざる裏舞台である。




そのため、中国の企業は必要のない車を大量に所持していたりする。
それが広大な駐車場にどかんとプールされ、放置してあるそうだ。
やることなすこと、ほんとに大げさというかスケールでかいよな。

こういう話を聞くと、日本人は「なんてムダなことを!」と言うだろう。
確かにそういう一面もあるし、環境や資源の問題を考えてもちょっとどうかなと思うところはある。

だけど、こうやってカネを循環させなきゃならないって気づいてるだけ大したもんだと思うね。
庶民までまわってないのは問題にしても、これで実体経済をなんとか引き上げているわけだらな。

ところで、日本のデフレについて記された、非常に気になるブログ記事を見つけた。

http://blog.goo.ne.jp/memo26/e/aaa6508d9a060374bb537ac8e75c70d4

このブログ、そのほかにもものすごく冷静な経済分析が出ていて、おいらのような無学な人間には非常に参考になる。

ここに記されていることで重要なポイントは、リチャード・クー氏の話として、日銀が量的緩和に踏み切った以降も、まるでデフレが解消されずに物価が下落し続けたという歴史的事実である。
で、その原因は、日本の民間における資金需要がなかったから(借り渋り)ではないかと推測しているわけだ。

でも、これはたぶん違う。
というより、このブログのオーナーが、現在のFRBで起こっていることについて書いているように「貸し渋り」と「借り渋り」の同時発生というのがもっとも近いと思われる。

確かに大企業はそうだった。
なんとかバランスシートを整えようと動いていたわけで、新規の借り入れを極力避けてきたわけだ。

ところが、中小企業では全然事情が違った。
量的緩和になったものの、ろくに融資を受けられない状態に陥っていたのである。

自身の例を出すのもなんなのだが、まだおいらのオヤジどのが実家の工務店をやっていた1990年代後半、おおよその平均融資残高は7億円くらいあった。
ちなみに量的緩和が行なわれた2001年以降は、仕事が減っていたとはいえ2億を超えることはなかったはずだ。
貸してもらいたくても貸してくれなかったばかりか、やたらと強引な貸し剥がしも喰らっていたわけだ。
それで資金需要がまかなえるわけもなく、あれはたしか1998年頃からだと思うが、悪名高き商工ローンも頻繁に利用していたというか、次第に短期資金はそっちでまかなうことが多くなり、どんどん泥沼にハマっていったのを覚えている。

なんのことはない。
結局は、銀行が徹底的にリスクを避けていただけのことだ。
まだ大企業が融資を受けて、信用創造(マネーサプライ)の拡大に貢献していれば、中小企業向けのリスク融資の比率を下げられるわけで、それなりにチャンスはあったと思う。

というわけで、中小企業支援策として実施された緊急融資もまるで機能しなかった。
これは、信用保証協会などを利用して中小企業に対する融資枠を設定するものだったわけだが、実際に窓口になった銀行には「過去の融資との相殺」を求められたというか、そうさせられた(いまも同じことが行なわれてるかどうかは知らんけど)。
結局、カネが循環することなんぞはなく、ただリスクを軽減したい銀行の救済になっていただけという、非常に皮肉な結果になったわけだ。

現場側の感覚では、日銀がカネをバラまいたところで、銀行というものをどうにかしなけりゃなんにもならないし、こっちは所詮は金融機関の奴隷なわけで、国家が強権を発動してくれないことにはどうにもしようがないというのが本音だ。
そういう意味で、いまの亀井大臣には期待しているのである。

さて、ここで最初の話に戻したいと思う。
中国のやっている「カネを使わせる政策」というものについてだ。
ここまでに書いてきたことでなんとなくわかると思うけれども、日本がやってきた景気対策にもっとも欠けているのがこの部分なのである。

というより、正直言ってしまえば、わざとこの部分を欠かせてきたのだろうな。
そうすりゃ、量的緩和とゼロ金利、金融ビッグバンが合わさって、日本のカネはみんな海外へと出ていくようになるわけだから。
金融当局がガチガチの規制を作り、徹底的に不良債権化を進めてたものだから、そんなリスクを背負い込む国内への融資なんかより、海外のほうがよほど安心で儲けられる状態になったわけだしな。

小泉時代なんてさらに露骨だ。
郵政の件ももちろんそうだし、竹中にりそななどの銀行を追い詰めさせやがった。
話によれば、三井住友と三菱東京UFJを残して、みずほもどっちかに吸収させようとしてたなんて話もある(それを煽動していたのが、いまの事業仕分けにしゃしゃり出てきているフェルドマンというモルガンの手先だ)。
日本がよくこれくらいの症状で踏みとどまってるものかと思うほどだよ。

そういう意味で言えば、麻生がやったエコポイントとかエコカー支援制度、定額給付金などは、それほど的を外したものじゃないことがわかるはずだ。
いまの民主党がやろうとしている、住宅版エコポイントも、経済の観点だけで言えば間違いではない。

でもね、中国と比較してみればわかるように、それじゃまだまだ甘いのだ。
そもそも、多くの貧乏人にはなんの恩恵もない。
金持ちにカネを使わせるってのが一番効率いいのは確かだけどな。

中国でやっていることにも実はさまざまな問題がある。
結局、外需頼りな体質が足を引っ張っているわけだ。
最大の客であったはずのアメリカがあのとおりの没落ぶりだし、それほど実体経済が伸びているとは言えない。
設備投資や雇用へはさほどまわらず、ほとんどが不動産や株式などの投資にまわり、資産バブルを引き起こしているわけだ。
ものすごいカネを使っているが、やはり恩恵を受けているのは富裕層ばかりなのである。

前にも書いたが、人口の多い国というのは、内需型の経済運営になっていくものだ。
労働者であって消費者でもある国民の数が多いことが最大の武器になるわけで当然である。
そして、その一方で高コスト体質になるという弱みもあるわけで、国内に富の循環がなければ厳しいことになるし、まさにその状態にあるのが我が国なのだ。
こんなことは言いたくないが、それでも中国が持っているのは、多くの国民を力でねじ伏せて奴隷にしているからであって、民主主義国家では絶対に実現できない荒技とも言うべき統治手法ゆえんである。

というわけで、日本としては中国のやり方を真似てもしょうがないし、学ぶべきはその規模くらいのものだろう。
国民がビックリするくらいの衝撃的な景気対策をやるべきだろうね。

いっそのこと、日本はまとめて300万人くらい、公務員もしくは公的団体職員として雇ってしまったらどうかと思うけどね。
「バカ抜かせ!」と言われそうだが、実はそんなに的は外してないと思うよ。
以下、細かい解説。

まず、国家を挙げてやらねばならない事業に人を送り込む。
農業、林業、保育所(ベビーシッター)、介護とかだな。

農業に関しては、土地の種別が「農地」となっていて、その上で休耕状態にあるものを強制的かつ無償(税制優遇のみ)で国家で借り上げ、指導員として農業従事者を招聘し、そこに雇った人間を送り込むわけだ。
農地に関しては、税制優遇もあるし、そもそも休耕状態でほったらかして、道路とかの建設が決まったら高く売ろうとしているクソ農家が山ほどいるのが現実なんだから、それくらいやってもかまわんだろう。

林業に関しても似たようなもんだな。
で、ダムで大騒ぎになっているが、そもそもちゃんと山林の手入れをすればだな、ほとんどの洪水なんざ防げるわけよ。

保育所、介護については、どうせもともと足りないのだからわかりやすい。
新設するなら建築業界にもカネがいくから非常にいいではないか。
で、海外には公務員のベビーシッターもかなりいるのだ。

で、問題はこの後だ。
いま、企業に雇用助成金を払ったり、生活保護者にカネばらまいたりしているけど、そもそもそれをやめねえかって話だ(障害者とかは除くけどな)。
そのかわり、前者には「助成人」を送り込み、後者には「雇用」をくれてやるシステムに変えていけばいい。

そのためにやるべきなのが、公務員派遣制度である。
人が必要だけど雇うのがつらいという企業に、無償もしくは格安で人材を入れてしまうのだ(もしくは従来の従業員をこれに切り替える)。
これは同時に、現場における職業訓練も行なえるというものである。

だいたいさ、特別な資格が必要なものを除けば、いまの職業訓練学校なんて役に立つことなにもないじゃないか。
それなら、町工場のおっちゃんとかに徹底的に仕込まれたほうが、その本人にとっても、業界にとってもありがたい話のはずだ。

で、これに関しては、常に会社の会計や業績を提出してもらい、人件費の軽減で余裕が出てきたところで雇い入れてもらうわけである。
従来の派遣のような使い捨てではなく、また、紹介予定派遣のような中途半端なシステムでもなく、従業員をしっかりと育て上げるためのものである。

もちろん、言うまでもないが、大企業はこのシステムの恩恵と無縁だ。
無職の人間を全員放り込むという性格ではなく、あくまでも任意であるが、希望する日本国民は全員を雇用するのを原則にするというのも重要なポイントだろう。
ただし、職種の希望は出せても選ぶことはできないようにするべきだ。

また、この制度は期限を決めずに執り行なうが、徐々に民間人にしていくという点も重要である。
おいら、共産主義者じゃないので、やっぱりデキる人は厚遇していくべきだと思うからね。

そのほか、労使関係とか解雇がらみとかいろいろあるわけだが、そのへんまではまだ全部考えてない。
全容は近日発表する…かもしれない。

ちなみに、これにどれくらいカネがかかるかと言えば、300万人に額面20万円の給料を払うとして、人件費が月間6000億円。
そのほかにもいろいろかかるからなんとも言えないが、年10兆円もあればどうにかなるんじゃないか?
へんな景気対策やるよりもずっと効率的な上に、食料や水利、福祉などの日本の諸問題も片づき、消費は拡大し、税収も上がって、年金保険料支払いもよくなり、各種業界の後継者問題や晩婚化、少子化までどうにかなり、おまけに環境にも優しいときている。

なんか、自分で書いててメチャクチャいい案のような気がしてきたんだけど、どう思うかしら?

ま、なんにせよ、これくらいインパクトのあるカネの使いかたをしなけりゃダメだってことだ。
ケチケチしている場合じゃねえぞ!


別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:4 | トラックバック:0
200911240804
<<自由主義者は「独裁政治」がお好き | やっぱり、毎日がけっぷち | さあ、財政出動だ!>>
この記事のコメント
 
200911241812
かるがも米食べた事あります?
何これ!!!ってくらい、
美味しいのです。

安全で美味しい物を根付かせる農業
やってほしいなぁ。
モンサントと農協に対抗だっ。
2009-11-24 Tue | URL | きのこ #s5RVRKAk[ 内容変更]

 
200911241824
なーんだかーんだもちつもたれつですよねぇ
ただもうちょっとどんな仕分けしてるのか国民に公表せいよとも思うわけで
2009-11-24 Tue | URL | #-[ 内容変更]

 
>きのこさん
200911250036
残念ながら、食べたことないけど、そんなにいいんすか?

どうせ日本では資源の問題も出てくるのだから、石油由来肥料から自然農法に転換することに本気にならんといかんでしょうね。
2009-11-25 Wed | URL | がけっぷち社長 #-[ 内容変更]

 
>名なしさん
200911250038
そ、もちつもたれつだと思いますよ。
そりゃ、デフレのほうが金持ちはいいかもわからんですが、経済がメチャクチャになっちまったら、それだってみんな紙くずなんで、最終的には損するんですよ。

カネを使わないことが最大のリスクだってことを、そろそろみんな知ってほしいですね。
2009-11-25 Wed | URL | がけっぷち社長 #-[ 内容変更]

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