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「鳩サブレ」に似てるな…って、そういう話じゃない。
なんか自民党のほうからそういう発言があったらしいね。 でもって、さっそくGoogleにかけてみたら1400件以上も引っかかってるんだが。 まあ、そんなこともどうでもいいのだけどな。 ![]() おいらは民主党を全面的に応援しているわけじゃない。 どっちかと言えば、大型景気対策と金融の国家統制を狙っている国民新党シンパであるが、基本的には政党というもので政治を見ているわけではない。 なにを目指し、どのような結果が起こるかを分析した上で意見を述べている、どこまでも無党派な人間である。 だいたい、福田康夫や麻生太郎(途中で折れなけりゃね)もおいらは支持していたわけだしな。 でもさ、それにしても、この鳩山デフレって話は酷いわな。 ずっと自民党と日銀が認めてこなかっただけで、ずっとデフレはデフレだったのだからな。 この酷いデフレを作り出したのは、主に森喜朗以降の清和会政治だろう。 国内にカネをまわすどころか徹底して引き上げにかかり、日本と日本人を疲弊させるだけ疲弊させたわけだ。 その一方で、世界には日本のカネが押し寄せ、バブルが発生していたというのも皮肉な話である。 日本のカネによって世界がインフレ化し、それを奪い取られた日本がデフレ化していったのだ。 バカバカしい話だろ? その一部でも日本国内にまわっていたなら、日本だってまともな経済成長ができたし、外資に優良資産を乗っ取られることだってなかったのだから。 これが連中の失政であるとか、世界の波に乗れなかったためであるとか、いろいろ言われているがそれはまったく違うと思うね。 もちろん、日本がダメになったわけでもない。 自民党清和会を中心とする売国奴連中は、わざと日本をそういう悲惨な状態に追い込んで、富を国際金融資本に献上する役目をおおせつかっていたとしか言いようがない。 日本のデフレは「日本疲弊工作」のひとつなのだ。 何度も繰り返すようだが、これが実体経済をねじ伏せてしまう金融のマジックというヤツであって、日本の金融を正常化するだけで問題のかなりの部分が解決できてしまうわけである。 こういった事情もなにも考えずに、単純に「鳩山デフレ」というレッテルに騙されないように念のために忠告しておく。 裏の背景を知っているかどうかって話はべつにして、いまさらそんなもんに引っかかるヤツは少数だと思うけどな。 まあ、すぎた話ばかり言ってても仕方あるまい。 自民・公明のような「過去の連中」がギャーギャー騒いでるのなんざ、無視しておけばいいことだ。 少なくとも、現状認識という部分では、民主党のほうが自民党よりも遥かにマシだってことがわかったではないか。 重要なのはこれからである。 この鳩山デフレというレッテルを張りまくってるヤツらが口を揃えて言っていることは「経済成長策がない」ということと「景気対策がいまだに行なわれていない」というものである。 スパコンやロケットに関して抗議が続くのもそのせいだろう。 そうそう、ちょうどそのネタを書いたときに書き忘れたことがあった。 とくにスパコンなんだけど、アメリカお得意の「共同開発詐欺」ってのがあるのだ。 それがどういうものかと言えば、共同開発なんてのはただの名目であって、日本の技術を吸い上げる方策であるということ。 日本の理研と組んだIBMが世界一のスパコンを作ったのも、実はこういう背景があるんだよね。 儲からないからやめたと日立やNECが撤退したのも、実はそのへんが本音だと思うよ。 だから、技術開発競争については、単なる公共事業形式ではなく、特許や機密の扱いについて制度設計して、外圧を蹴るだけの「法的根拠」を設けるのが重要だと言ってるわけ。 じゃないと、いくら日本人のカネをかけていいものを作ったところで、全部海外に持っていかれちまうからね。 そんな話、過去には何度もあることだし、どうせいまのままじゃアメリカに利用されることがわかってるから、どうでもいいんじゃないかとおいらは主張しているわけだ。 話を戻すが、中長期的な経済成長も、短期的な景気対策も、山のようにカネを使わなきゃ無理な話だと思うね。 少なくとも、外需ばかりに目を向けているうちは無理だ。 海外の経済がダメとかそういうことじゃなくて、これから金融危機の本番が押し寄せることは確実だからだ(そのタイミングはわからんけどな)。 そして、実はこれは国家のあり方という問題にも関わってくるのだ。 国力の問題として、よく人口の話が言われる。 多くの人が本当にそれを理解しているかと思うわけだけど、人口増を狙うということは、内需型国家を作ると宣言しているのと同じことなんだよね。 人口の多い国というのは、消費者であって労働者でもある国民の経済活動の大きさこそが武器であり、同時に高コスト体質でもあるわけだ。 ものすごく誤解されているが、子供手当てのような国民直接給付型の政策も、長期的な視野に立った経済成長策の一部なのだ(あくまでも一部でしかないとも思うけどな)。 逆に、外需型の国家を目指しているとするなら、国民を少数精鋭にしたほうがはるかに国力を得ることができる。 乱暴な言い方だが、ムダ飯喰らいを減らし、必要なところ以外にカネをかけない運営こそが国益につながるわけである。 で、外国人をみんな底辺労働者と捉え、資格を絞ることなく移民を推進するというのも、こっちの方針で考えればさほど間違った政策ではない(その後の影響はともかくとしてな)。 そんな日本で本当にいいなら、という話だがね。 でも、みんな産めよ増やせよで大きな日本を作りたいと思ってるんだろ? そのためには、日本人が消費を拡大させていくために、最大限の努力をしなければならないってことなのだ。 大きな政府として、国民に仕事を与えていくことが重要なのであって、小さな政府なんてものは幻想どころか世迷い言でしかないのだ。 だから、カネが山のように必要だ。 国債プロパガンダなんぞに騙されている場合ではなく、もちろんムダ削減についてゴチャゴチャ言ってる場合でもない。 ただ、いまの事業仕分けがダメだと言ってるわけではない。 あれは国家のグランドデザインに関わってくる話であって、あくまでも国家運営のベースの部分だ。 ここはしっかりと政権与党の公約に近い形にしていけばいいと思う。 現時点では、自公政権を引きずっている状態であるわけで、この評価が決まるのは、次回の予算編成以降だろう。 今回は、いろいろオープンになったというだけでも、一定の評価はできると思う。 現時点で重要なのは、むしろ補正予算のほうだろう。 これで日本の命運が決まると言っても過言ではないと思う。 これをケチってたら、デフレの解消なんぞは絶対に無理だし、世界的な金融恐慌に呑み込まれてボロボロになる可能性がある。 批判されるのを覚悟で言うが、100兆円以上使ったほうがいいと思うね。 なんにしても、ここで現実を認めたことによって、財政出動拡大に動きやすくなってきたんじゃないかと思うけどね。 |
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200911212301 |
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