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まだやってたのか…
馮正虎

確か、六四天安門事件20周年の頃に騒いでいたはずだから、かれこれ半年になるわけだ。
その頃に記事を書こうと思っていてすっかり忘れたままいまに至るわけだが、まさか、いまだに揉めてるとは知らなんだ。

中国人だというのに、祖国に入国拒否されて「日本に強制送還」されること8回。
いまは成田空港の制限エリアで暮らしているそうな。

なんだったか忘れたけど、そんな映画あったよな。
でも、これは実際に起こっている事件なわけだ。
人権問題とかそういうこと以前に、ものすごくやるせない気持ちにさせられるニュースだわね…。




さて、この馮正虎氏だが、あの六四天安門事件の直後、中国共産党政府による民主化運動弾圧に反対し、活動を始めた人である。
そんなわけで、想像するまでもなく、中国では痛い目に遭ってきた。
職を奪われただけでなく、たびたび捕まって収監されたりしているわけだ。

それでもこの人はめげることなく、世界中で中国の人権問題について声を上げてきた。
中国としてはいろいろ難しいところだろうね。
共産党政府ってものを支持する気も擁護する気もまったくないわけだが、六四天安門事件というのは、非常にその裏が怪しい事件であることだけは確かだ。

だいたい、この事件が起こった1989年6月4日、民主化グループの幹部たちは、ほとんど中国から出国してしまっていたわけだ。
捕まったり殺されたりした人間の大半は、煽動されたかわいそうな連中なのである。

となれば、こうやっていろいろ煽ってた連中は、その後にどのようなことが起こるのかわかっていたというか、大量殺戮につながる大事件になるように仕掛けていたと言われても仕方ない。
どう考えても海外勢力の関与が臭うし、おそらくは治安維持に出動した人民軍のなかにも、わざと民衆を戦車で轢き殺したりした工作員が混じっていたんじゃないかとおいらは疑っている。

これと同じようなことは、やり方は違うけれども世界各国においてCIAによる工作活動として行なわれた過去があるし、現在も続いているチベットやウイグルなどの裏にもおそらくは同じ連中がいるだろう。

中国共産党は確かにろくでもない連中には違いない(胡錦濤以降は、だいぶ変容してきたと思ってるけどな)。
だが、あの地域をまとめるには、独裁政権による圧政しか方法がないのもまた事実だ。
前から何度も書いていることだが、そういう現実的な話を考えて、おいらは中国共産党の一党独裁を消極的ながらも歓迎しているわけである。

中国をバラバラにしたほうがいいと言っている人もいる。
だが、ハッキリ言っておくが、それは日本も含めた近隣諸国にとっては悪夢のシナリオなのだ。

たとえば、チベットやウイグル、内モンゴル、旧満州国の地域、広東省や上海特別市、香港など、独立気運の高いところが本当に独立国になったとする。
そうなったと同時に、市民籍や農民籍に分けられ、住居の自由もない中国人が、豊かな地域にどんどん流れ込むようになるだろう。
しかし、そんな状態になれば、とても国家がまともに運営できないのは言うまでもなく、各国は必死にそれをはねのけようとするはずだ。
それこそ、天安門事件なんぞ話にならないような、大量殺戮が起こりかねない。

そういった混乱をなんとか落ち着かせることができたとしても、次には資源などの問題が発生する。
中国において、水や原油、金属などの資源が眠っている場所は偏っている。
それはチベットであってウイグルであるわけだ。
それらの奪い合いが始まったなら、またもや中国は戦乱時代に逆戻りである。
しかも、今度はそれなりに近代化された兵器や核まであるのだ。

また、国際金融資本がチベット等の独立運動にちょっかいを出していることでわかるように、そこはまたもや世界的な戦地となり草狩り場になるはずだ。
東アジアはメチャクチャになる。
日本にも大量のボートピープルが流れ着くことになるだろう。

中国の好き嫌いなんてレベルの低い話はどうでもいいわけで、日本の国益を考えれば、中国には安定しててもらわなければならないし、そのために、緩やかで落ち着いた経済成長をしてもらえるように仕向けなければならない。
だから、何度も何度も書いているのだ。
現在の「中国バブル」は恐ろしく危険である、と。

結局、中国共産党というのは、経済成長を続けることにより「ひとつのまとまった大国」を維持していく必要性を国民に認識させることによって、かろうじて成り立っている政権にすぎないのだ。
いつか崩壊するのがバブルというものというか、膨らませるだけ膨らませた富をまとめて搾り取るために作り出されるのがバブルというものの正体なのだ。
これをソフトランディングさせ、落ち着いた経済成長に誘導する以外に、中国がこのままの安定状態を保てる方法はないのである。

さて、その中国の一般庶民の状況だが、これは非常に悲惨なものだ。
各地で起こっている抗議行動という名の暴動は、大本営発表においても年間10万件を超えている。
実はその主たる理由は、中国国内に蔓延している深刻なインフレであり、実体経済疲弊による失業問題であり、一般庶民の生活困窮なのだ。

その原因になっているのは、新規通貨発行による大型財政出動と、人民元安誘導を狙った為替介入である。
確かに、現在の中国にとってはどっちも必要なことには違いない。
だが、それを行なっている間に、内需拡大策を取り、実体経済を好転させないことには、ただ株式や不動産のバブルが過熱するだけであって、富裕層以外の人間は完全に取り残された状態になってしまう。
ますます困窮し、不満を溜め込み、共産党への不信が広がっていくわけだ。

この馮正虎氏に過敏に反応しているのも、建国60周年の国慶節行事に一般庶民が締め出されていたのも、どちらも中国共産党の怯えからきているものだ。
豪腕で押さえ込みつつ、その間にどうにか対処しようと、必死になっているに違いないのだ。
この現実と、今後想定されるシナリオに注視しないと、中国というものの本当の姿は見えてこないわけである。

さて、馮正虎氏の話に戻そう。
実を言えば、この騒動、ちょっとおかしいんじゃないかと疑う部分がいくつかある。

共産党政府が彼を危険視していることは事実だろう。
だが、日本に送り返すというやり方には、ものすごく違和感があるわけだ。

入国させて拘束したり、もしくはほかの六四天安門事件関係者のように公安に監視させたりしておけば、こう言っちゃなんだが「いつものこと」としてさらっと流されて終わってしまう話だ。
なにゆえ、日本に送り返して話を大きくする必要があるというのだ?
しかも、中国ってのはメンツを重んじる国であるわけだが、自国民を他国に強制送還しただなんて、人権問題以前にとんだメンツ丸つぶれの異常事態ではないか。

入国拒否されたのが上海だってことが非常に気になるね。
どうも情報を調べていると、上海の空港や入管というのは、地方政府が管理しているらしいし、言ってみれば上海閥グループの根城であるわけだ。

実は、上海市長だけはちょっと違っていて、胡錦濤がねじ込んだ北京に近い人間である。
このへんが非常にきなくさい。

上海が入国を拒否したということであれば、当然、それは上海市長の責任におよぶ可能性があるわけだ。
その話が世界に大きく広がったなら、市長はもちろんのこと、それを選んだ胡錦濤さえもがメンツ丸つぶれなわけである。

そうなると、合計8回に渡って入国拒否されてる理由も説明できる。
いまさら入国を認めてしまったら、自らの非を認めたのと同じことになってしまうわけだ。
少なくとも、上海市の勢力図は大きく変わることになるだろうね。

上海市ってのは、かつてから香港のような特別行政区化を望んでいるし、あわよくば独立してしまいたいと考えてる人間の多いところである。
中国の民主化運動に火をつけ、分断工作を進めている可能性がないとは言えないわけだ。

馮正虎氏がその共犯であるか、単なる被害者なのかはわからないが、意外にもそんな背景があったりするんじゃないかな。
そもそも上海閥ってのは、国際金融資本とのつながりの深い連中であるわけで、チベット等の動きと連動した話である可能性もないわけじゃない。

そうそう、前にも書いたことがあるけれども、中国の民主化勢力ってのは、まっとうな理念で動いているヤツばかりじゃないので勘違いなきように。
尖閣諸島に来て暴れてるヤツとかは、たいていその手の連中であって、国際金融資本の息がかかった日中離反工作員だったりする。
言ってみれば、ミャンマーのアウンサン・スー・チー勢力のようなものだ(こいつらのいかがわしさは説明するまでもない? 必要ならまた書くけど)。

なんにせよ、いまの中国は本当にいろんなリスクのバーゲンセール中であって非常に怖いね。
そういう「一見よさそうな」怪しい工作を叩き潰して、なんとかまともで落ち着いた国になってくれれば、日本としても安心していられるだけども…。


別窓 | 日本もがけっぷち | コメント:0 | トラックバック:0
200911211403
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