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2007年のいま、中国に来て「めぞん一刻」にハマるというのはどういうこっちゃいな…

言葉も習慣も違う国に暮らしていると、エンタテイメントに飢えてしまうもの。
香港であれば、不良白人だらけのアイリッシュバーにでも言って、英語の勉強がてら話相手を探すのだけど、中国の本土側にはあまりそういう店はない。
べつにカッコつけてるわけでなくて、単純においらには飲酒くらいしか趣味がないだけだ。

じゃあ、部屋でテレビでも見るかってことになるわけだ。
たいていの番組には中文字幕が入ってるから、中国語がわからなくとも、日本人ならある程度は理解できる。
ただ、率直にいえば、あまり面白くない。
日本でやってる番組のパクリを見つけてニヤリとするときもあるが、せいぜいその程度だ。
もっともあたくしの場合、日本にいたときもプロ野球とCSの映画、市川寛子アナの天気予報くらいしか見てなかったので、そもそもテレビ自体が性に合わないのかもしれないけどね。

というわけで、おいらはエンタテイメントを求めて街に出たのである。

しかし、中国の遊び場というヤツは、どうも怪しげなものばかりで気に入らない。
バーにしてもディスコにしてもマッサージにしても、お姉ちゃんたちの過剰な接客がウザすぎるし、いわゆる小姐式カラオケ(?)とか、そういうのにも興味はない。
そもそも「本当の商売」はいったいどれなんだと言いたいくらいだ。

加えて言えば、裏だ表だと言いながら「床屋」通いに明け暮れている人が多いのも知っているが、なにが楽しいのかまるでわからない。
どんなに汚い場所でも気にならないおいらだが、実は変なところだけ潔癖なのである。
愛とか恋とか性倫理とかそういうことはどうでもいいが、裸でベタベタするのは、少なくとも気心しれた相手でないと無理だ。

買売春を非難するつもりはないけどね。
人身売買や強要は問題外にしても、それ以外なら自由にやったらいいと思う。
法律でいくら縛ろうとも、これらの商売がなくなることなんてありえない。
悲しい現実だが、それでしか食っていけない人もいるのだし。
一応、断っておくが、これはあくまでおいら個人の考えだ。

だいぶ話がそれたが、中国の夜というのは、あたくしにとってあまりいいものではないということだ。
日本とか香港のような健全なネオン(?)が恋しい毎日である(香港の中心地なら往復1000円程度でいつでも行けるけどね)。

というわけで、部屋に引きこもって楽しめるなにかを探すしかなかったのである。

方法は2種類あった。
ひとつは、日本を離れるときに設置しておいたロケーションフリー。
しかし、先述のように、おいらが見るものなどそれほど多くはない。
おまけに、中国のネットは非常に不安定だ。
ネットの話はまたべつの機会にするとして、ロケーションフリーへの接続もそのときの運次第である。
感覚的には成功率6割くらいだろう。
速度が出なくてガタガタのときもかなりある。
よって、最近はロケーションフリーもほとんど使っておらず、もうひとつの方法であるDVD購入がメインになっている。

深センには、日本でいうところのTSUTAYAとかHMVのようなものがまるで見当たらなかった(とりあえず最初は知らなかったが、後に発見)。
中国人の友達に聞いてみると、その手のものは東門(地下鉄一号線の老街駅)にあるという。
東門は、おいらが見る限り、上野のアメ横と中野ブロードウェイを足して2で割ったのを50倍くらいの規模にしたような街だ。
その一角に、ゲームや携帯の店が集まっているところがあって、ひと言声をかければ商品リストのバインダーを見せて…って、おい、これって全部コピー品ではないか!
しかも、言い値が1枚あたり8元(約130円)って、日本じゃDVD-Rに毛が生えたような値段である。

だが、こちらも出版で飯を食っている人間である。
著作権無視の商品を買うわけにいかんではないか。
欲しいものもあったけれど、そこは自制。
あちこち歩きまわったが、やはり正規品を売っているような場所はなかった。

ところがである。
地下鉄の駅に隣接した地下街に戻ると、ちゃんとしたパッケージの商品を売っている場所があるではないか。
しかも、商品の品揃えがやたらといい。
1枚売りの映画だけでなく、ボックス商品も多数。
中国ものはもちろんのこと、欧米や日本のドラマ、アニメ、映画など、アマゾンをそのまま持ってきたような膨大なラインアップである。

あたくしの目にとまったのは「めぞん一刻」と「北斗の拳」のテレビシリーズ全話収録ボックスだった(なんだそのギャップは…)。
もちろん見つけたその瞬間に購入決定である。

問題は、それがいくらなのかってことだった。
中国にありがちな話で、値札などどこにもついていない。
それぞれDVD26枚組と24枚組、そしてきちんとしたパッケージ商品、決して安かろうはずがない。
日本なら確実に数万円コースだし、中国プライスと考えてもその3分の1はするだろう…あたくしはそう考え、慌ててATMに行き2000元(約32000円)を引っ張り出してきた。

まさに唖然。
その価格、めぞん一刻が156元、北斗の拳が144元、しめて300元(約4800円)であった。
そのとき、おいらの思案はすべて飛んでいた。
これはとばかりに、面白そうなものを全部まとめて買いあさり、気づけば1500元もDVD購入にあてていたのだ(深センの最低月収の倍程度と考えると恐ろしい金額である)。
のちに、近所でリージョンフリーのプレーヤーを購入したこともあって、気づけば引き出した金のほとんどすべてを使い尽くしていたのであった。

で、代金を支払い、バックパックに山のようなDVDを詰め込んだその瞬間、おいらはとたんに冷静になった。
いくらなんでも安すぎやしないかと…。
そもそも、これだけ多くのラインアップがありながら、値札も見ずにどうして値段がわかるのだろうか?
最後に、その疑問を店員にぶつけてみた。
その答えは、あたくしの想像を遥かに超越したものだったのである。
「全商品、1枚6元だよ」

なんとも恐ろしいことに、バインダーの商品リストで販売しているDVDよりもパッケージで売っている商品のほうが安いというのである。
コピー品より正規品が安い…いや、まさかそんなことがあるはずない!!
もしかして、おいらは海賊版を買ってしまったのでは?
「もちろんすべて正規版だから安心してよ」

まさか、そんな中国人商人の言葉が本当であるはずがなく…部屋に帰ってからなかを見てみると、ディスクはリージョンフリー、まぎれもない海賊版である。
ああ、中国よ、俺の最後の意地まで踏みにじるか…。

しかしながら、コピー天国・中国の真髄を見たような気分であった。
箱はきちんとした化粧箱で、マグネットでフタがとまるようになっている上等なもの。
ディスクはDVD-Rなどではなく、きちんとプレスされたヤツだ。

で、どうしたかと言えば、暇だった2日間を使い、めぞん一刻をぶっ続けで見てしまったという、我ながら情けないオチだ。
完璧にドハマリである。
これは、日本に戻ってから正規版買って償うよりないだろう。

あたくしという人間は、かつてアホなくらい恋多き男だった。
しかも、そのすべての相手が年上(一番歳が近かった相手はわずか2時間しか差がなかったけど(笑))であり、思えばガキだったおいらがひどいことしてたなあという反省もあって、めぞん一刻の世界は本当に心にグサグサと突き刺さるのである。
マンガとテレビで見ていたあの時代にはなかった感情が吹き出してとまらなくなったというわけだ。

そんなおいらも、考えてみればここ4、5年、まったく恋らしき恋をしていない。
海外逃亡中に同棲していたタイ人の女の子とか、金がなくて転がり込ませてもらったラオスのゲストハウスの女主人とか、身体も含めていい関係になってたこともあったけど、思えば逃げ場所確保としか思っていなかった気がする(それはそれでひどいヤツだという自覚はある)。

それ以上に、本気になるのが怖かったというのもたぶんある。
逃亡中に助けてくれた女性に対し溺れるのを恐れ、さらに逃げるとは間抜けもいいところだが。
でも、かつてのように、頭のなかがその相手のことだけでいっぱいになるような状態をもう一度味わってみたいという気持ちはあるのだ。

しかし、心が痛い。
見れば見るほど心にいろんなものが突き刺さりまくりである。
33歳、海外企業家を語る海外逃亡者、恋の情熱求め世迷い言をつぶやく日々…いまだ「不惑」は遠い。

別窓 | 中国も嫌いじゃないぞ | コメント:0 | トラックバック:0
200710272036
<<やっぱり中国ってことで、食い物の話についてもしておいたほうがいいんだろうね… | やっぱり、毎日がけっぷち | 香港の出版事情を見る限り、まだまだやれる余地は山ほどあるなあと思った次第…>>
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