おいらはなんでも無条件に信じないことにしている。
でも、どんなものでも調べて自分なりの考えをまとめることにしている。
たとえ、トンデモと呼ばれているものであってもだ。
それが大新聞社のものだろうと、ネットの書き込みだろうと例外はない。
人間っていうのは愚かな生き物で、一度思い込んでしまうとその考えから抜け出せなくなるし、それが積み重なって「常識」というもっと頑固なものに変わってしまうことがある。
ただでさえ、情報が氾濫している時代だ。
いつの間にか脳細胞に刷り込まれてしまっていることも多い。
それにとらわれていると、ものすごく危険なことを見過ごしてしまう。
いや、むしろ、情報を流す側はそういう効果を狙って、わざとやっていると言えるかもしれない。
さて、そんなわけで、最近(でもないが)ネット上で語られている人工地震についていろいろ考えてみたのだ。
これはまさにトンデモな話である。
人間が自由に地震を起こすことができるのか?
もし、そんな神の領分のようなことが可能なら、いままでの世界の常識は丸ごとひっくり返ってしまうだろう。
だが、ハッキリしていることがある。
この地震の際に、誰かが大もうけしているという事実である。
去年の新潟地震のとき、隣接する長野県に本拠を構える北野建設株が、発生の数日前からありえない勢いで買われていた。
それまで250円台で安定的に推移していた同株が、わずか2日間で1700万株以上の出来高を記録(普段はせいぜい数万株)し、337円にまで急伸。
これほどの買いが入るには、それなりの肯定的材料が必要だが、ないに等しい状況だった。
そして、震災が発生した直後には、復興需要という協力な材料をバックに連日のストップ高である。
実は、つい先日発生した東北の地震でも、ほとんど同じような現象が起こっているのだ。
こっちにはグラフつきで紹介しているので、ひと目見ればその異常さがわかると思われる。
http://310inkyo.jugem.jp/?eid=737
これを合理的に説明する方法はふたつしかない。
「地震を意図的に起こしたやつがいる」もしくは「地震を予知したやつがいる」のどっちかだ。
地震の予知に関しては、実はすでに可能になっているという噂もある。
日本政府はまったくそのあたりについて熱心にやろうとしていないが、そういう技術を独占し、儲けのために使っている人間がいないとはいえない。
そのひとつとして、大気中イオンの変化を見るという方法があるそうだ。
現在、地震のメカニズムについてはかつてから言われている「プレート理論」が否定的になっていて、地層内で核融合が発生し、そのパワーによって断層が生じるという考え方が出てきているという。
その兆候が出るとき(核融合が始まるとき? まだ調べはついていない)地上のイオン濃度が急上昇するのだとか。
実際、これは先日の四川の地震のときにもあったそうだ。
だが、あるブログにたどり着いて、おいらは本当に驚いた。
もしかしたら、トンデモ話が現実になるかもしれないと思ったからだ。
かつてから陰謀論者たちに取り上げられている「HAARP」というものがある。
なんでも、なんらかの目的で電磁波を発しているものであって、日本も含めて世界中に基地とアンテナが存在する。
これはアメリカの軍事機密で、電磁波による洗脳という話から、電離層の操作、施設の破壊など、その機能についてはさまざまな憶測が広がっている。
このHAARPに対する危険性を唱えている人間は数多く、その出力について監視している人もかなりいる。
よって、常にデータがネットの各所に現われるのだが、東北の地震の前後に、異常とも思える数値が出ていたことが発見されたのだ。
それも、見事に大気イオン濃度の動きとあわせたように。
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2008/06/haaarp_90ca.html
このへんは確かめていないが、四川の地震のときにも同じような現象があったというから驚きだ。
偶然は二度も続けて起こるわけがない。
インサイダーの件とあわせて考えれば、人工地震であるという考えも十分に成り立つことがわかる。
また、その裏づけになる話として、かつてアメリカとソ連の間で「互いに気象兵器を使わない」という密約があったということがロシア議会で暴露されたことがある。
それを考えると、すでにそういった技術が完成している可能性は高いと言えるだろう。
でも、どうやって?
それがあたくしの疑問だった。
一説では、HAARPの電磁波を電離層に反射させて地殻内部に照射し、電子レンジの原理で爆発を引き起こすというものがある。
おいらの知識ではそれが可能なのかどうかわからない。
どれほどの出力が必要なのか、エネルギーもどれだけ使うのか、まったく想像がつかない。
また、HAARPとはまったく違う方法についても言及されている。
それは、大量の水によるものだ。
最近、大阪大や北海道大で実験に成功した常温核融合という技術があるが、これは水からエネルギーを取り出すものである。
それを地殻内部に大量に入れると、反応を起こすかもしれないという仮説があるのだ。
事実、柏崎原発のそばでは、穴を掘ってなにかの注入実験をしていた。
とりあえず、上述の話は、おいらに科学的知識がないもので、説明のしようがない。
ただ、最初に断ったように、トンデモ話をやはりトンデモだと捨ててしまったら、見えないものもあるだろう。
少なくとも、裏を疑うだけの状況証拠は存在するのだから。
そもそも、疑わしきもの、説明のつかないものは、徹底的に調べるべきなのだ。
世の中には、ろくに調べもしないうちに調査が打ち切られたり、権力によって終結させられたりしたケースが多い。
本当にトンデモの話なら、いくら調べてもトンデモなのだから、自由にして構わないはずだ。
なんにせよ、人工地震が可能だったら、核兵器なんか話にならないほど恐ろしいのは確かだ。