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いま絶賛経済崩壊中の欧州や一部新興国で、株の空売り規制を実施、もしくは検討中であるらしい。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/ news?pid=90920012&sid=aoBsQhfAlBng この話を聞いて「やべっ!」って思ったの、おそらくおいらだけじゃないよね。 空売りがなにかと言えば、カンタンに言えば株持ってなくても売っぱらえるというもので、株価が下落したときに差益で儲かるってもの。 金融屋連中が世界の市場を荒らしまわるのに使ってる投機手法だ。 じゃあ、そんなもんねえほうがいいんじゃねえかって話になるわけだが、そう物事は単純にはいかない。 前にもそんな記事を書いたよなあと思って、自分のブログ検索してみたんだが、リーマン・ショックのときのアメリカについて書いた件が出てきた。 http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-128.html たった数年前のことを忘れてしまったのか、一部のインチキ経済学者連中は「一定の効果を上げた空売り規制を実施」なんてことを主張している。 現物の狼狽売りが広がり、大暴落と大混乱を引き起こしたという意味では確かに一定の効果はあったかもしれんけどな。 よって、空売り規制だけして放置しておくのはむしろ逆効果なのだ。 本当に金融屋連中と戦うつもりなら、規制とあわせて、中央銀行や政府が、連中をぶっ殺すくらいの勢いで株を買い支え、ヤバいと思ったら即座にサーキットブレーカーを発動するくらいの豪腕で対処しなければならない。 ていうか、株うんぬんよりも、実体経済に必要なものをどうやってキープしていくかってことを考えなきゃならんくらいで、戦略を立てて金融屋からの防衛をするべきなんだがね。 もっとも、欧州でもアメリカでもそのほかの国でも、基本的に金融屋の息がかかってない施政者なんていないに等しいので、そんなこと言っても無駄なことはわかってる。 あくまでも、この流れにはキケンな匂いがするという話を書いているだけな。 いま、市場が若干安定に向かっている(ように思われる)ところだが、前から書いているように、今回の件は「あからさまな経済攻撃」であり、最低でも相場の上げ下げによって利益を得ることに利用され(まあ、すでにそうなってるわな)、最悪の場合には第二弾、第三弾の爆弾が投下されることも考えられる。 このことが、さらなる危険を呼び込まなければいいけどね。 あたくしはちょっとだけ心配なのだ。 今日はちょっといろいろやってることがあるので、短いけどこれだけで。 スポンサーサイト
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201108122039 |
| やっぱり、毎日がけっぷち |
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