さて、普段から人のコメントほとんど放置しっぱなしなんだけどね、非常にストレートかつ純粋なご意見もらったから、一応、答えましょ。
ちなみにこの件ね(公開コメントだからそのまま使わせてもらったよ)。
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不正選挙を実行した人は国民の代表なのか少し言わせてもらいます。
>最終的に国民が選択して、責任を持つのが民主主義というものだ。
それならば不正選挙はどうやって防ぐのですか?
これも大多数の国民レベルの問題ですか?
不正選挙がなったら小沢さんはとっくに今頃首相になっていた。
日本はそもそも民主主義国家ではないと思うんです。
あと、優れた官僚などという人が存在するのなら、その人はとっくに霞が関から抜け出しているでしょう。
いつまでも居残り続ける村木さんなんかはどうなんですか。冤罪で大変な目に遭ったのはお気の毒だったけど、それとはまた違う問題が彼女にはあります。
イレッサの和解勧告を政府は拒否しましたよね。
菅内閣の中枢にいる村木さんはどんな対応をされたというのでしょう。
待機児童の問題を解決するという幼保一体化にしても、間接的過ぎて、新たな利権を生むだけ。
田中康夫さんのご指摘通り。
障害者自立支援法を作り上げたのも彼女の功績。
政権交代で、仕組みをまた変えることになったからさらにひどい制度案を作ってしまった。
本当に日本国民のことを考えているのならば、いつまでも官僚やってなんかいないと思うのですが。
あともう一つ。
洗脳されてしまったとしても、それは自己責任なのですか?
洗脳される環境を自分で選択したと言えるのですか?
はっきり言って、私はそんなこと言い放てないです。
で、そういう傲慢な態度こそが社会をダメにしてきたんだと思います。
日本を牛耳るたちは、自分たちが優れていると思いすぎ。自分で何も考えないことを正統化し過ぎ。
優生学の本質は、そういうところにこそあるのだと思います。そうやって、無知な人々を見下すような非人間的なことは私はできません。
ナチス製の原爆を、昭和天皇が投下場所を選び、それによって死んだ人は、自己責任ですか。
天皇なんて嫌いという人だって、みんな殺された。それでも自己責任ですか。
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なんていうか、
青いな!(笑)べつに悪い意味で言ってない。
むしろ、そういう純粋でまっすぐなのは好きなんだけどね。
ただ、いままでおいらが書いてきたこと、おそらく1ミリも理解してないだろな。
ていうか、べつにあたくしなんぞの言説を理解して呑み込んでから答えろなんて、そんなおこがましいことも言う気はないけどな。
例によってメチャクチャ乱暴な回答になるが、おいらのキャラだと思って何割か引いて考えてくれ。
ひと言で始末しちまって悪いんだけどさ、
他人に期待するのもうやめろ!そもそも、世の中に完全なる公正とか平等とか、国のため、みんなのためなんてものが存在する前提で物事を考えるのがどうかしてる。
官僚だろうと政治家だろうと、マスコミ人間でも大企業の社長でも、みんな自分のために仕事やって、自分のために生きてんだよ。決して、国民のためでも国家のためでも、他人のためでもない。
自分の心に聞いてみろって。
あんたはそんなことが言えるほど公平中立な人間なのか?
仮にそれを自信満々に言ってるヤツがいたとしたら、おいらは絶対にそいつを信用しない。
なぜって、そいつはもはや神の領域で、とてもじゃないが人間様ごときにやれるようなことじゃねえからだ(言っておくが、一般的な宗教の神のことではない)。
で、それを踏まえた上で、自分の書いたコメント読み返してみるこった。
一見、筋の通った意見のように思えるが、その裏には大きな矛盾というか、身勝手な考え方が浮き出ている。
どういうことかと言えば、
日本を牛耳っている勢力に対して嫌悪を覚えながら、同時に民衆の自己責任なんておかしい、つまり、誰かどうにかしてくれって論調になってるわけだ。
ていうか、大半の日本人の考えってのはそうだろ?
なんでもお上におまかせで、面倒なことなんでもぶん投げてるくせに、都合が悪くなると文句だけ言う。しかも、そういうときに限って、
「善良な市民」などという肩書きと刷り込まれた倫理観を使い、根拠のない上から目線でわめき立てるのだ。
そういうのを
クズと軽蔑してなにが悪いんだとおいらは思うけどね。
それに、他人を見下してるのはあんたも同じじゃん。
喰われても虐げられても、結局自分だけじゃ立ち上がれない連中だって思ってんだろ?べつに悪いこととも非人間的とも思わんよ。
人間にはあらゆることに差があって当たり前なんでね。
で、話を本筋に戻すが、結局、どっちがいいんだって話でしかない。
君主制と民主主義とどっちがいいのかってことだな。
おっしゃるとおり、日本はまったく民主主義国なんぞじゃない。
それどころか、おいらは
世界に本当の意味での民主主義国なんてものは存在しないと思っているくらいだ(まあ、何度も書いてきたことだけどな)。
だが、現実の問題として、表向きの制度が民主主義であるならば、国民意識の程度など関係なく、国家運営の責任のすべてが国民に降りかかってくる。
どんなに騙されたとしても、誘導されたとしてもだ。
プロパガンダによって、事実上、一部のヤツらが国を牛耳っていたとしても、おまえら国民が決めたことじゃないかと言われてしまうのが、民主主義というものの正体なわけだ。しかし、仮に、
国民が主権者で主体という「民主主義の建前」を忠実に実行できたならば、君主制や封建制にはない利点も数多くある。
ただし、国民自身に判断力が身についていなければ、結局、プロパガンダによって動かされることになる。
いかに能力があろうと、無知であろうと、国民が同じだけの参政権を持ち、多数決という数の暴力ですべてが決まるという危険性を常に考えるべきなのだ。
で、不正選挙という話があるわけだが、それに限った話ではなく、常に国民自身が監視を強めていかなきゃならんということだ。
つまり、国民の大多数が自分の頭で考え、主張、行動し、その上、自分たちですべての責任を取る覚悟を持っていない限り、
民主主義というのは、とてつもなく危険なシロモノなのだ。これこそが、小沢一郎という政治家が発信している、重要なメッセージのひとつだってことにまだ気づいてないのか?オレは現在、小沢一郎先生の熱烈な支持者であるが、いわゆる小沢信者ではない。
小沢先生が総理大臣になれば全部解決だなんて、カケラも思ってないし、救世主扱いもしない。
むしろ、小沢総理というのは、ものすごい毒薬になる可能性もあると思っている。
この危険な民主主義というものを、より厳格な形で日本に定着させようとしているのだからな。
だからこそ、小沢先生はいつも「国民が主体」「国民が変わらなければならない」というメッセージを発信しているのだ。
官僚機構を変えるというのも、国民の力でまともな政治家を大量に永田町に送り込んでからの話だ。
何度も言うように、いまの日本がこのような大国になったのは官僚機構によるところが大きいというのがおいらの考えだが、それだからこそ、狙われて、乗っ取られ、腐ってしまっているのだ。
官僚というよりも、官僚機構内に居座っている連中による抵抗は凄まじいものになる。
この構造を変えるのは一朝一夕では無理だし、間違いなく大勢の屍が出ることになるだろうし、厳密に言えばこれまでも大勢の人間が消されてきた。
あらゆる構造を変えるためには、どんなことがあろうと、いかなるプロパガンダにさらされようと、国民が身体を張ってまともな政治家を守らなければならない。
これもまた、国民が主体となってやらなければならないのだ。
そういう覚悟を持てねえクセに、小沢支持だの、小沢総理待望だのと、軽く言うんじゃねえ、マジで!それが無理だというなら、日本は善良な独裁者を選択するよりあるまい。
ていうか、むしろそのほうがこの国には合っているかもしれないと、以前からおいらは主張してきたわけだ。
誰も相手にしてくれない、政治家・官僚徹底優遇論というのも、まさにそれだ。
オレを非難しようが、どんな意見を寄越そうが自由だけどな、どうせなら文句ばっかり言ってねえで、自分なりの考え方で、この国を変える方法でも提案していったらどうかね。
それが世間に受け入れられるかどうかなんて関係ねえ。
他人の受け売りじゃなくて、まずは自分が考えてることをデカイ声で主張することじゃないのかね。
まあでも、そういうまっすぐな考え方、嫌いではないよ。
お世辞でもフォローでもなくてな。